研究課題/領域番号 |
10307031
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
藤堂 省 北海道大学, 医学部, 教授 (60136463)
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研究分担者 |
大村 孝志 北海道大学, 医学部・附属病院, 医員
古川 博之 北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (70292026)
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キーワード | 臓器移植 / 免疫寛容 / 免疫抑制剤 / FTY720 / KF20444 |
研究概要 |
ACI(RT1av1)をドナー、LEW(RT11)をレシピエントとする同所性肝移植、異所性心移植において各種新規免疫抑制剤の単独投与、既存薬剤との併用投与療法の有効性について検討し、下記の結果を得た。 1) FTY720:心、肝移植において、移植後14日間の単独経口投与により、0.05〜10mg/kg/dayの範囲で容量依存性にグラフト生着延長効果を示した。移植前後3日間の短期投与でも有意に生着期間の延長が得られた。サイクロスポリン、タクロリムスとの併用投与で相乗効果が得られた。投与量30mg/kg/dayでは全例が投薬期間中に死亡し、明らかな毒性を示した。 2) KF20444:心移植において、移植後14日間の単独経口投与により、0.5-2mg/kg/dayの投与量で容量依存生に移植心生着延長効果を示した。4mg/kg/day以上の投与では著明な体重減少、消化管出血や下痢が観察された。サイクロスポリンとの併用投与により相乗効果を示した。本剤の効果はRS61443とほぼ同等で、Brequinar、Leflunomideより強力であった。また、間欠投与(12mg/kg、3日毎)により副作用を軽減し生着延長を得ることが可能であった。 3) A802715:肝移植において、移植後14日間の単独経口投与ではグラフト生着延長効果を認めなかった(100〜300mg/kg/day)。持続静脈内投与(10、20mg/kg/day)でもグラフト生着延長効果を認めなかった。
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