研究課題/領域番号 |
10308002
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
渡邉 守邦 実践女子大学, 文学部, 教授 (00074930)
|
研究分担者 |
鈴木 俊幸 中央大学, 文学部, 教授 (00216417)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (20044729)
水上 文義 (財)東方研究会, 研究員 (90250042)
松永 知海 佛教大学, 文学部, 助教授 (30157333)
大塚 英明 文化庁, 文化財保護部, 主任調査官
|
キーワード | 木活字 / 寛永寺 / 天海版 / 文字別分類 / 部首別分類 / 宗存版 / 伏見版 / 今昔文字鏡 |
研究概要 |
1 予備調査の総括 8/4に第一回の打合せ会議を行い、過去の成果を確認するとともに、今後の計画について検討した。 2 古活字調査の情報収集 伏見版調査の報告書(京都府教育委員会)その他の収集を行った。また現在進行中の宗存版(比叡山延暦寺所蔵)の調査に研究分担者を派遣し、寛永寺当局の許可を得て持参した木活字を用いて、同定を中心とする比較研究を行った。 3 調査 (1) 活字の調査 活字は保存(伝来)の形態が「箪笥」と「木箱」の2種類に別れ、前者は引出し単位に部首別分類がされ、後者は何の分類もされていなかった。この違いに基づき、調査方法を2種に分かった。「箪笥」(の活字)は文字別分類を行うこととし、夏(8/17〜/21)と冬(12/20〜/24)の2回、集中調査を実施した。「木箱」については部首別分類を9月から12月まで継続的に行って、全27箱のうち9箱について作業を済ませた。ただしこれは部首を主要73箇に限っての成果であり(主要73箇とは「箪笥」の引出しの数を基準に、降順に部首の数を増して行き、分類済みが90%に達した数値)、残り10%(<諸橋大漢和>に従えば残り141部首)については分類作業を追加する必要がある。 (2) 印刷物の調査 4 調査研究 「(1)活字の調査」に予想を越えた作業量が要求されるところから、この項および「(2)印刷物の調査」については計画を修正し、本格的な実施を次年度以降に期すことにした。
|