研究課題/領域番号 |
10308002
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研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
渡辺 守邦 実践女子大学, 文学部・国文学科, 教授 (00074930)
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研究分担者 |
水上 文義 (財)東方研究会, 研究員 (90250042)
松永 知海 佛教大学, 文学部, 助教授 (30157333)
大塚 英明 文化庁, 文化財保護部, 主任調査官
鈴木 俊幸 中央大学, 文学部, 教授 (00216417)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (20044729)
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キーワード | 木活字 / 寛永寺 / 天海版 / 文字別分類 / 部首別分類 / 宗存版 / 伏見版 / 今昔文字鏡 |
研究概要 |
1前年度の総括 第一回の打合会を三月二一日に行った。これは今年度が最終年度に当り、取りまとめを急ぐところから、前倒し的に開催したものである。 2調査研究 (1)活字の調査研究 前年度までの実績を継続して「箪笥」「木箱」ともに文字別分類を終え、それぞれを新調した箪笥の小引出しを使って配列、収納した。なお、この作業に要する補助者の謝礼に関して負担を寛永寺に要請し、過分のご配慮を得た。 (2)刷本の調査研究 文字の同定を中心に、台東区の護国山天王寺、杉間区の佼成図書館、港区の三縁山増上寺、茨城県の筑波山最勝王寺、京都市五台山清涼寺、同市大谷大学図書館、奈良県の豊山長谷寺等の所蔵刷り本について調査を行った。このうち佼成図書館分と天王寺分とは天保期の重彫活字について調査を行った。 3材質研究 新たに今年度から京都大学木質科学研究所教授伊東隆夫氏を研究分担者に迎え、活字の木質検査を中心に研究を行った。 4成果の公表 研究分担者それぞれが関連する研究を個別に発表したほか、本研究の報告書を編集刊行して研究成果を公表した。
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