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1998 年度 実績報告書

インターネット学習支援システムの構築と運用評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10308005
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京工業大学

研究代表者

清水 康敬  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10016561)

研究分担者 青柳 貴洋  東京工業大学, 工学部, 助手 (10302944)
室田 真男  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (30222342)
西方 敦博  東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
中山 実  東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
キーワードインターネット / 学習 / 漢字かな変換 / 教育情報 / 新聞情報 / 著作権 / 有害情報フィルタリング / 自動検索通知
研究概要

本研究では,効果的なインターネット学習を実現することを目的とした.
インターネット上には,学習に有用な情報が多いが,漢字が多用され,子どもたちの学習利用を配慮していない.そこで,子どもたちが指定した学年までに習った漢字だけを残し,その他の漢字をかなに自動変換する「漢字かな自動変換サーバ」を構築した.
漢字かな自動変換サーバの構築に伴う,著作権問題について調査した.その結果,漢字かな変換のためのファイル取得・表記の変換は,著作権の問題が関わることが明確となった.本サーバでは,著作者が変換を希望しない場合,漢字かな変換をしないことで,著作権問題に対応した.現行著作権法の厳密な解釈では,あらかじめ原著者に了承を得る必要があり,この問題については継続して検討する必要がある.
インターネットを利用した学習では,有害情報の子どもたちに与える影響が大きな問題である.そこで,子どもたちに有害な情報を表示しないシステムを確立した.漢字かな変換サーバにフィルタリング機能を組み込み,有害情報に関わるキーワードが含まれたWebページを表示しないようにした.
日々追加・更新される多くの情報を検索して調べることは,子どもたちにとって大きな負担となる.そこで,子どもたちが求める情報が公開されたときに,自動的に電子メールで通知するエージェントシステムを開発した.新聞社がインターネット上で公開している新聞記事を対象とし,「新聞情報自動検索通知システム」として構築した.
本研究の成果として,「漢字かな自動変換サーバ」「新聞情報自動検索通知システム」をインターネットで公開し,運用している.

  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 清水康敬: "情報教育の新しい展開" 日本教育工学会誌. 22. 13-16 (1998)

  • [文献書誌] 中山実・野村和典・清水康敬: "電磁環境問題に対応するインターネット学習システムの思索と評価に対する一考察" 日本教育工学会論文誌. 22. 41-44 (1998)

  • [文献書誌] 榎本・室田・清水: "インターネット学習のための漢字かな変換サーバの開発" 電子情報通信学会技術報告. ET98-107. 113-120 (1998)

  • [文献書誌] 山本朋弘・清水康敬: "インターネットでキーワード検索した場合の有効な学習情報の割合" 日本教育工学会第14会大会講演論文集. 2pB02-4. 693-694 (1998)

  • [文献書誌] 榎本・室田・清水: "インターネット漢字かな変換サーバの構築" 日本教育工学会第14会大会講演論文集. 2pB02-8. 701-702 (1998)

  • [文献書誌] 山田巌哉・西方敦博・清水康敬: "ホームページの簡易自動内容判別システムの検討" 電子情報通信学会総合大会. D-15-20. 256-256 (1998)

  • [文献書誌] 村上豊優・室田真男・清水康敬: "学校のホームページの個人情報に関する現状調査" 電子情報通信学会総合大会. D-15-21. 257-257 (1998)

  • [文献書誌] 清水康敬(監修): "企業内教育とコンピュータ" 一橋出版, 100 (1998)

  • [文献書誌] 清水康敬(監修): "コンピュータ・ネットワークとこれからの学校" 一橋出版, 100 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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