研究分担者 |
青柳 貴洋 東京工業大学, 工学部, 助手 (10302944)
室田 真男 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (30222342)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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研究概要 |
本研究では,効果的なインターネット学習を実現することを目的とした. インターネット上には,学習に有用な情報が多いが,漢字が多用され,子どもたちの学習利用を配慮していない.そこで,子どもたちが指定した学年までに習った漢字だけを残し,その他の漢字をかなに自動変換する「漢字かな自動変換サーバ」を構築した. 漢字かな自動変換サーバの構築に伴う,著作権問題について調査した.その結果,漢字かな変換のためのファイル取得・表記の変換は,著作権の問題が関わることが明確となった.本サーバでは,著作者が変換を希望しない場合,漢字かな変換をしないことで,著作権問題に対応した.現行著作権法の厳密な解釈では,あらかじめ原著者に了承を得る必要があり,この問題については継続して検討する必要がある. インターネットを利用した学習では,有害情報の子どもたちに与える影響が大きな問題である.そこで,子どもたちに有害な情報を表示しないシステムを確立した.漢字かな変換サーバにフィルタリング機能を組み込み,有害情報に関わるキーワードが含まれたWebページを表示しないようにした. 日々追加・更新される多くの情報を検索して調べることは,子どもたちにとって大きな負担となる.そこで,子どもたちが求める情報が公開されたときに,自動的に電子メールで通知するエージェントシステムを開発した.新聞社がインターネット上で公開している新聞記事を対象とし,「新聞情報自動検索通知システム」として構築した. 本研究の成果として,「漢字かな自動変換サーバ」「新聞情報自動検索通知システム」をインターネットで公開し,運用している.
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