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1998 年度 実績報告書

ソフトウェアリサイクル支援環境の研究 Browser,Slicer,Specializerの設計と開発

研究課題

研究課題/領域番号 10308008
研究種目

基盤研究(A)

研究機関名古屋大学

研究代表者

阿草 清滋  名古屋大学, 情報メディア教育センター, 教授 (90026360)

研究分担者 濱口 毅  名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助手 (90273284)
山本 晋一郎  愛知県立大学, 情報科学部, 助教授 (40240098)
結縁 祥治  名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助教授 (70230612)
キーワードソフトウェアリサイクル / Browser / Slicer / Specializer / 依存解析 / プログラムパターン
研究概要

本年度は,プログラムはライブラリ関数の組合せによって構成されるものと考え,それを再利用するための適切な粒度の表現モデルとして,関数呼び出し依存グラフを提案した.
また,この関数呼び出し依存グラフを用いて,ライブラリ関数の組合せを示唆するコード断片を,膨大なソースプログラム群の中から効率的に検索する手法を提案した.この手法は,ライブラリ関数の組合せを表現した複雑な問い合わせを行なうことができる点,より適したコード断片へ向かって選択的な探索を行なうことができる点などにおいて,UNIXにおいて広く用いられている文字列検索ツールgrep等に比べ優位である.その結果,目的とするコード断片を効率的に見つけることが可能となった.この結果に関しては,
三浦 良.山本 晋一郎.阿草 清滋: プログラムパターンの段階的抽出手法 日本ソフトウェア科学会FOSE 98.pp.181 188(1998/11)
において,発表した.
関数呼び出し依存グラフの応用として,これらの手法を用いた新たなるプログラム開発環境の形としてプログラミングナビゲーションシステムを提案した.このシステムは,過去の優れたプログラムに蓄積されたプログラミングのノウハウを継承しながら,効率よく新たなプログラムを作成することを目的としている.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 吉田敦.山本晋一郎.阿草清滋: "抽象スレッドに基づくソースプログラムの依存解析の枠組の提案" コンピュータソフトウェア. Vol.16No.1. 46-56 (1999)

  • [文献書誌] 三浦良.山本晋一郎.阿草清滋: "プログラムパターンの段階的抽出手法" ソフトウェア工学の基礎V日本ソフトウェア科学会FOSE‘98. 181-188 (1998)

  • [文献書誌] 岩本奈美.山本晋一郎.阿草清滋: "部分評価を利用したプログラム部品抽出手法" 電子情報通信学会技術研究報告. SS98-36. 9-16 (1998)

  • [文献書誌] 平手孝、結縁祥治、坂部俊樹、稲垣康善: "テスト等価性に基づいた視覚的LTSモデル操作によるプロセス代数デバッガ" 電子情報通信学会技術報告. COMP97-89. 17-24 (1998)

  • [文献書誌] 福安直樹.山本晋一郎.阿草清滋: "細粒度リポジトリに基づいたCASEツール・プラットフォームSapid" 情報処理学会論文誌. Vol.39No.6. 1990-1998 (1998)

  • [文献書誌] 植村敦志.山本晋一郎.濱口毅.阿草清滋: "パターンを用いた代数的仕様からのコーディングに関する研究" 1998年度電気関係学会東海支部連合大会. 316 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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