研究課題/領域番号 |
10308010
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
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研究分担者 |
森 健策 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10293664)
清水 昭伸 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (80262880)
齋藤 豊文 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 助教授 (40235057)
末永 康仁 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)
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キーワード | 3次元画像処理 / 手術シミュレーション / 仮想化内視鏡 / ナビゲーション診断 / バーチャルリアリティ / ボリュームレンダリング / 仮想化された人体 / 医用画像 |
研究概要 |
本研究は、仮想化された人体のナビゲーション診断の処理を、理論的に裏付け、実現を可能にする画像解析、表示、認識の方法論を画像処理工学の観点から明らかにし、かつ、実際に使えるアルゴリズムの基礎を確立することである。 平成10年度はバス生成の理論、および、レンダリングに重点をおき、セグメンテーションについても研究を行なった。 (1) 【パスの生成・選択】3次元濃淡画像の内部に、与えられた条件に対する充足度を極力高くするようなバスを見つけること、対話的にバスを指定する方法、自由に対話的にナビゲートした経路をバスとして記録し、その有効度を評価すること、バスの有効度の尺度を構成すること、などがある。 (2) 【セグメンテーション】入力の3次元濃淡画像から、有意な領域、線、面を切り出す手法について開発を行なった。 (3) 【レンダリング】セグメンテーションが実行済みの場合には、対象物(部分図形)のサーフェスモデルを構成して、サーフェスレンダリングを用い、そうでなければ、ボリュームレンダリングが利用されているが、現在ではリアルタイムでのボリュームレンダリングの実行は難しい。そのため、高速アルゴリズムを開発した (3) 【対象物体の観測・計測】ボリュームレンダリング表示された物体の大きさ等を計測する手法を開発した。
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