研究課題/領域番号 |
10358006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
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研究分担者 |
長谷川 純一 中央大学, 情報科学部, 教授
森 健策 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (10293664)
清水 昭伸 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (80262880)
齋藤 豊文 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 助教授 (40235057)
末永 泰仁 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)
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キーワード | 多次元画像処理 / エキスパートシステム / 仮想化内視境 / 知識発見 / バーチャルリアリティ / スケッチ / 人体ナビゲーション / 可視化 |
研究概要 |
本研究では、「簡単な説明図(スケッチ)つき濃淡画像データベース」からの人間の新しい知識の発掘を支援するパターン認識システムを開発する。ここでは、支援システムは説明図を理解し、原画像の特徴的図形を認識して特徴抽出を行うことで人を支援するものとする。 原則として、様々な要素技術を個別に開発、テストするが、平成10年度の主な成果としては 1 【説明図の理解】不完全な線画およびハッチなどを含む説明用図解を理解すること、説明図と原濃淡画像を照合することを行う手法の基本的検討を行なった。 2 【画像処理手順の自動生成】申請者の研究室で開発してきた画像処理エキスパートシステムIMPRESSおよび3D-IMPRESSを本研究に利用しやすいように改良を行なった。 3 【画像特徴の抽出】自動生成されたアルゴリズムで求めた図形を当面の知識発掘の対象し、基本的な特徴量を定め、それを計算するアルゴリズムを作成した。 4 【手入力と入力情報の利用】図形輪郭、その他必要な情報を手入力する機能は当然必要である。3次元画像の場合は、輪郭曲面を直接に入力はできないが、投影画像上での指定により自由に3次元図形を入力可能なアルゴリズムを開発した。 5 【可視化ツール】特に3次元画像の場合には、データ(原画像、システムが求めた図形輪郭など)を直接には見られないため、可視化の適切な手法を組み込まなければならない。そのためリアルタイム表示が可能な可視化アルゴリズムを開発した。
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