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1998 年度 実績報告書

大災害インパクトの計量手法の開発とそれに基づく国際比較の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10358007
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

須藤 研  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40001804)

研究分担者 大井 英臣  国際協力事業団, 国際協力総合研修所, 国際協力専門員
片山 恒雄  科学技術庁, 防災科学技術研究所, 所長
DUTTA D.  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30291313)
目黒 公郎  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40222343)
HERATH A.S.  東京大学, 生産技術研究所, 客員教授 (80240737)
キーワード地震災害 / 洪水災害 / 火山災害 / 経済損失 / 防災国際協力 / 災害危険予測 / 都市防災
研究概要

(a) 災害データの収集とデーターベース化に着手した。災害データのソースは次の通りである:
(i) 国際連合災害救援高等弁務官(UNDRO)が世界180国の夫々についてコンパイルしたデータ。これは災害種別ごとにその規模を死者数、影響した人口、経済損失をまとめている。UNDROは1992年に国連改革で国連人道問題局に吸収された。そのためデータがカヴァーする時間範囲は1900-1990である。
(ii) 国連国際防災十年事務局が上記をフォローしてコンパイルしたもの。及びベルギー・カトリカ大学に付属する災害研究センターがコンパルしたもの。
(iii) ミュンヘン再保険会社が巨大災害の再保険損失をコンパイルしたもの。
上記災害について、その災害過程を記述するドキュメントを入手中である。
(b) 災害における損出評価に関するこれまでの研究のレビューを開始した。これは米国がFEMAが中心としてまとめたもの、及び、上記の国連国際防災十年事務局が取りまとめ中のものがある。しかし米国のレポートはそのまま、当研究の関心である途上国の災害にはそのまま適用できない。また国連の取りまとめについては、各種の工夫が見られるが、それが当該被災国の国としての打撃をより近く表現しているか否かに付いては論議のあるところである。
(c) 現有するデータに基づく全体的分析を行った。
国民あたりの災害による死者数を国別に大きい順にならべたものはべき乗則を示す。
これはZipf則と呼ばれるものである。災害についてこうした規則性が現れることに付いての考察が次年度の課題として新たに加わった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 須藤研,M.Kostadinov,石井 知: "Phase Identification of Strong Ground Motion Records from K-net-The Kagoshima Earthquake of 26 march al3 may 1997" 土木学会第53回年次学術講演会講演概要集. 第1部(B). 426-427 (1998)

  • [文献書誌] 須藤研、長島英雄、石井知: "阪神淡路大震災と地震保険(1)-家計保険はどう対応したか?" 土木学会第53回年次学術講演会講演概要. 第1部(B). 814-815 (1998)

  • [文献書誌] Dutta,D.,S.Herath,K.Musiake: "Development of A Real Time Flood Damage Assessment Model" Proceedings of the 53^<rd> Annual Conference of Japan society for Civil Engineering. Volume 2. 140-141 (1998)

  • [文献書誌] Dutta,D.,S.Herath,K.Musiake: "Flood Inundation and Loss Estimating using Distributed hydrologic Model,GIS and RS" Proceedings of the JUST workshop on Utilization of Remote Sensing Technology to Natural Disaster Reduction Tsukuba. (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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