研究課題/領域番号 |
10359002
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
下里 俊行 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80262393)
|
研究分担者 |
浅倉 有子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70167881)
河西 英通 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40177712)
松田 慎也 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70143336)
真野 俊和 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10171076)
二谷 貞夫 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10156135)
|
キーワード | 東アジア / 歴史学 / 歴史教育 / マルチ・メディア / 教材開発 |
研究概要 |
1, 東アジア地域史のためのマルチ・メディア教材試作にむけて全体的なスキームを策定したうえで、 (1) 各研究分担者がそれぞれの役割分担に応じて、東アジア地域を対象とする具体的な歴史トピックに関するマルチ・メディア教材用のシナリオの準備・作成をおこない、研究会においてその成果の一部の検討を行った。また教材開発に関連して韓国および台湾地域の研究者からレビューを受けた。その結果、歴史研究上の成果を教材化する際の留意点、史料提示とナラティブとの関連性に注意を払う必要性、各地域の歴史表象の多元性・重層性を視野に入れることの重要性が明らかにされた。 (2) 各研究分担者による歴史教材用資料および素材の収集・取材を行い、その一部をデジカル処理した。 2, デジタルによる統合型マルチ・メディア教材開発に必要な備品設置等の環境整備をほぼ完了し、各研究分担者により機器操作の習得と問題点の把握を行った。またマルチ・メディア教材開発に関わる技術面、コスト面に関して専門家からアドバイスとレビューを受け、既存のマルチ・メディア教材の活用例を把握した。その結果、現在のデジタル化技術の水準を念頭に置いたとき、従来のアナログ系機材のもつ画質面、操作面でのメリットも活かしたハイブリッドな技術構成による教材開発の方法も十分視野に入れる必要があることが明らかになった。 3, 東アジア地域史に関わるマルチ・メディア教材の試作版(パワーポイントによる)を制作し、研究会において専門各方面からの検討をおこない、その可能性と問題点を把握した。 4, 今後、順次、試作版教材の制作を行い、コスト面・実用面等を含めた総合的な検討を加える予定である。
|