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1998 年度 実績報告書

東アジア地域の歴史学と歴史教育のマルチ・メディア教材の開発に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10359002
研究種目

基盤研究(A)

研究機関上越教育大学

研究代表者

下里 俊行  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80262393)

研究分担者 浅倉 有子  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70167881)
河西 英通  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40177712)
松田 慎也  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70143336)
真野 俊和  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10171076)
二谷 貞夫  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10156135)
キーワード東アジア / 歴史学 / 歴史教育 / マルチ・メディア / 教材開発
研究概要

1, 東アジア地域史のためのマルチ・メディア教材試作にむけて全体的なスキームを策定したうえで、
(1) 各研究分担者がそれぞれの役割分担に応じて、東アジア地域を対象とする具体的な歴史トピックに関するマルチ・メディア教材用のシナリオの準備・作成をおこない、研究会においてその成果の一部の検討を行った。また教材開発に関連して韓国および台湾地域の研究者からレビューを受けた。その結果、歴史研究上の成果を教材化する際の留意点、史料提示とナラティブとの関連性に注意を払う必要性、各地域の歴史表象の多元性・重層性を視野に入れることの重要性が明らかにされた。
(2) 各研究分担者による歴史教材用資料および素材の収集・取材を行い、その一部をデジカル処理した。
2, デジタルによる統合型マルチ・メディア教材開発に必要な備品設置等の環境整備をほぼ完了し、各研究分担者により機器操作の習得と問題点の把握を行った。またマルチ・メディア教材開発に関わる技術面、コスト面に関して専門家からアドバイスとレビューを受け、既存のマルチ・メディア教材の活用例を把握した。その結果、現在のデジタル化技術の水準を念頭に置いたとき、従来のアナログ系機材のもつ画質面、操作面でのメリットも活かしたハイブリッドな技術構成による教材開発の方法も十分視野に入れる必要があることが明らかになった。
3, 東アジア地域史に関わるマルチ・メディア教材の試作版(パワーポイントによる)を制作し、研究会において専門各方面からの検討をおこない、その可能性と問題点を把握した。
4, 今後、順次、試作版教材の制作を行い、コスト面・実用面等を含めた総合的な検討を加える予定である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 二谷貞夫: "東アジア地域における新しい歴史表象をめざして" 歴史教育社会科教育年報1998年版(三省堂). 181-190 (1998)

  • [文献書誌] 二谷貞夫: "報告・教科書の“国際化"の課題-日中歴史教育交流の立場から-" 日中教育研究交流会議会報. 第9号. 28-31 (1998)

  • [文献書誌] 河西英通: "北海民権家の軌跡-柳内義之進論-" (永井秀夫編)近代日本と北海道(河出書房新社). 268-289 (1998)

  • [文献書誌] 河西英通: "民衆思想史の意識論" 歴史学研究. 721. 23-30,62 (1999)

  • [文献書誌] 植村幸生: "19世紀末の吹鼓手と細楽手:「内吹定例」「吹鼓手軍案」の分析" 韓国音楽史学報. 第20輯. 651-674 (1998)

  • [文献書誌] K.YAMAGATA(共): "Soil development in relation to vegetation and topography at the Koryto glacier basin,Kamchatka." Cryospheric Studies in Kamchatka II. 発表予定. (1999)

  • [文献書誌] 浅倉有子: "北方史と近世社会" 清文堂, 325 (1999)

  • [文献書誌] 植村幸生: "韓国音楽探検" 音楽之友社, 186 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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