研究分担者 |
八木 隆志 東海大学, 理学部, 教授 (20297196)
武田 修三郎 東海大学, 工学部, 教授 (90056094)
南里 憲三 東海大学, 理学部, 教授 (20056211)
遠藤 雅守 東海大学, 理学部, 講師 (60317758)
山口 滋 東海大学, 理学部, 助教授 (40297205)
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研究概要 |
コイルレーザー(化学酸素沃素レーザー)を環境保全及び災害対策として利用するための基礎技術を確立するため,設計出力1kW,Mode II動作(後述)の試作機を開発した. 1.設計に先立ち,COILを車載型に構成するために必要な動作方式を検討した.三つの動作モードが定義され,その内のMode IIと呼ばれ動作モードが環境保全及び災害対策用COILとしてふさわしいことを示した. 2.試作機は超音速動作において設計出力を大きく超える1,340W,化学効率24.6%を達成した. 3.試作機は亜音速動作において設計出力を上まわる1,123Wを記録した. 4.亜音速動作において動作圧力を12Torrまで上げることに成功し,特性エネルギー3.8J/lを得た. 5.連続1時間動作に成功し,長時間連続動作についてのノウハウを取得した. 6.新開発の塩トラップ機構がCOILの長時間動作に有効であることが実証できた. 7.BHP(塩基性過酸化水素水溶液)利用率40%と,従来の3倍の値を達成し,Mode II動作に必要な携行BHP量を1/3に削減することが可能になった. 以上のように本研究によって環境保全及び災害対策用COILの成立性が確認された.
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