研究課題/領域番号 |
10410004
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
里見 軍之 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50066685)
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研究分担者 |
溝口 宏平 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80116178)
浅野 遼二 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90030022)
山形 頼洋 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60030178)
鷲田 清一 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50121900)
中岡 成文 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00137358)
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キーワード | コミュニケーション / 存在論 / 他者 / 相互主観性 / 社会 / 言語行為論 / 対話 / 言語ゲーム |
研究概要 |
本研究の目的は社会学的なコミュニケーション研究ではなく、「人間は元々共同存在であり、しかもコミュニケーションを通じて初めてそうである」という観点からの哲学的なコミュニケーション研究である。本年度も哲学哲学史、現代思想文化学、臨床哲学の3専門分野が協力して研究に当たった。そして本年度は昨年度に引き続き、主として各分担者が担当したテーマについて個別的に研究発表し、これを材料にして、全分担者、研究協力者(大学院生、ゲスト・スピーカー)が討議し、理解を深めた。その詳細は以下の通りである。正規の研究分担者関係では、「アンリの他者論」(吉永和加)、「聴くことと触れること」(鷲田清一)、「メディアのコミュニケーション」(伊東道生)、大学院生では「ハイデガーの共同存在論」(大谷秀一)、「ハイデガーにおける政治的なるもの」(中橋誠)、ゲストととしては「キリスト教における他者」(H.-J.ペピン、大阪府立大学)、「他者概念についての日米比較」(M.F.メリ、国際日本文化研究センター)の7回である。 本研究では次年度のまとめの研究報告書の出版にむけて上記のように順調に進捗しており、所期の目的を達成できる目処がついた。今後は未発表の分担者、研究協力者の発表を中心とした共同研究を進めていくつもりである。
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