研究課題/領域番号 |
10410016
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
圀府寺 司 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50205340)
|
研究分担者 |
川田 都樹子 京都芸術短期大学, 造形美術学科, 講師 (00236548)
六人部 昭典 大手前大学, 文学部, 助教授 (30239470)
岡田 温司 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (50177044)
秋庭 祐子 (池田 祐子) 京都国立近代美術館, 学芸課, 研究員 (50270492)
|
キーワード | ユダヤ / 近代美術史 / 美術史学 / 美術批評 |
研究概要 |
1) 昨年度から行ってきた基礎文献・資料の収集整理、データベースの作成をさらに進め、充実させた。これらの資料の一部は2000年9月刊の「西洋美術研究」に発表する。 2) オランダ、フランス、ドイツにおいて、本研究にとって重要な個人ならびに機関を訪問した。オランダにおいては、ハーグのRKDでヤッフェ・アルヒーフを調査したほか、アムステルダムではユダヤ博物館での調査とヤッフェ未亡人へのインタビューを行った。その他、パリのユダヤ博物館、ベルリンのシナゴークならびにユダヤ博物館、ハンブルクのヴァールブルク研究所を訪問し、多くの必要な情報を得た。 3) 2000年1月、大阪大学において、研究分担者らなびに協力者による研究会を開催し、5名による研究発表と討論、ならびに今後の研究方針などについての打ち合わせを行った。参加者は本科研のメンバーと、秋庭史典(島根大学)、有木宏二(宇都宮美術館)、加須屋明子(国立国際美術館)、他に大学院生数名であった。 3) 昨年来編集を進めてきた「西洋美術研究」第4号は、今年度中にほぼその内容が固まり、2000年3月末にはすべての論文が入稿の予定。序論、資料などを付して2000年9月に刊行する。この特集の編集作業と並行して、国内外の研究者、研究機関とのネットワークをさらに拡張した。来年度にかけては特に国外とのネットワークをさらに充実させていく予定である。
|