研究概要 |
1.『西洋美術研究』第四号、特集「美術史とユダヤ」の出版 本研究の最初の成果を上記学術誌の特集号として出版した。責任編集は研究代表者の圀府寺司と研究協力者のひとりである加藤哲弘で、本科研のメンバーからは池田祐子が論文翻訳、川田都樹子が研究ノート執筆、圀府寺司が論文一編と序文を執筆した。他の共同研究者からも編集にあたっては様々な助力を得た。この特集の出版を通じて、研究課題のはらむ問題点がより明確になるとともに、アルヒーフ・ヤッフェの内容、ベラスケス・ユダヤ人説に関する資料など、未知の資料の内容も明らかになってきた。 2.オランダ、イギリス、アメリカ、イスラエル、ポーランドでの調査 上記五カ国に調査、研究内容のレヴューの目的で旅行し、各地で関連研究者、研究機関と接し、今後の研究に必要な情報交換のネットワークを作った。今後、研究協力者となってくれる可能性のある主な研究者、研究機関は以下のとおりである。 Linda Nochlin(New York University),Norman Kleeblatt(Jewish Museum,New York),Catherine Soussloff(University of California),Tamar Garb(University of London),Griselda Pollock & Eva Projmovic(University of Leeds),Jerzy Malinowski(Warsaw),Centre for Jewish Art(Jerusalem)
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