| 研究分担者 |
山中 克夫 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (50282314)
熊谷 恵子 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (10272147)
藤生 英行 筑波大学, 心理学系, 助教授 (40251003)
斉藤 佐和 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (00015819)
田上 不二夫 筑波大学, 心理学系, 教授 (50015898)
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| 研究概要 |
1.メンタルヘルスに関するスクリーニングテストの完成
昨年度に開発したメンタルヘルス尺度(中学生版147項目,高校生版155項目)の簡易版であるスクリーニングテスト「学校生活サポートテスト」が作成された。このテストは,「不登校・学校嫌傾向」「引きこもり・非社交性傾向」「いじめの問題傾向」「体調不良」「思いつめ傾向」「注意の問題・衝動性傾向」「反社会傾向」「家族関係の悩み」「妥当性」の9つの尺度等から構成され,現場で利用しやすいよう項目数を85項目とした。(公刊予定)
2.附属学校のサポートシステム作り
養護教諭を中心に,各附属学校のサポートシステムづくりに取り組んだ。スクリーニングテストを用いたサポートシステムとして,スクリーニングテストの結果を担任の教師や養護教諭にフィードバックし,援助を必要としている生徒への対応などが検討された。また,スクールカウンセラーを配置し,生徒への援助,教師への援助の両面から,その導入と効果的な活用について検討され,実施された。昨年度から引き続き,生徒に対するピアサポート講座も行われた。(ピアサポート講座については,教科教育学研究に次号掲載予定)
3.附属学校への出張相談,および,大学の教育相談室との連携
附属学校での出張相談が行われ,専門家の介入を必要としている生徒との相談や,教師に対するコンサルテーションが行われた。専門的な介入が必要と判断された場合には,大学の教育相談室で対応することとし,附属学校と大学の教育相談室との円滑な連携の在り方について検討された。
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