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1999 年度 実績報告書

発達障害児の個別教育計画作成に伴う教員支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10410032
研究機関東京学芸大学

研究代表者

太田 昌孝  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00010281)

研究分担者 菅野 敦  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10211187)
若葉 陽子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20014730)
清水 直治  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80134774)
大伴 潔  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30213789)
林 安紀子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70238096)
キーワード個別教育計画 / 発達障害児 / 診断・評価 / 治療教育 / コンサルテーション
研究概要

本年度は、本研究が掲げる4つの研究目的に対して以下のような研究活動を実施した。
1.発達障害児の個別教育計画実施状況およびコンサルテーションの実施に関する調査:各地の養護学級や特殊学級、難聴・言語障害児学級で個別教育計画に関する報告がなされているが、これらを収集・整理するとともに、個別教育計画を立てる際に有用と考えられるアセスメントのフォーマットについて検討を行った。
2.個別教育計画作成のための診断・評価システムの体系化: 昨年度は、a)感覚情報処理の生理心理学的評価、および、b)身体運動機能の評価を行い、診断・評価システムの開発に向けた基礎的データを収集したが、本年度も対象児を増やして基礎的知見の構造化をはかった。生理心理学的評価では、脳波を主指標とし、発達障害児の脳における感覚処理段階の情報処理を評価するために必要な基礎研究を実施した。身体運動機能の評価では、重心動揺計によるバランス機能の客観的・定量的評価や、筋力・手指技能の測定を含め、障害児・者の感覚・運動機能を総合的に診断・評価できるシステム構築のための基礎情報を収集した。
3.治療教育プログラムの体系化: 教員へのコンサルテーションに向けた発達障害に関する情報整理のために、以下の4つの軸を想定し、研究知見の体系化をはかった:(1)発達障害の概念、(2)発達障害の診断・評価、(3)教員のコンサルテーションのための情報、(4)コンサルテーションから個別教育計画の作成へ。同時に、国内外で開発されている治療教育プログラムについて内容、方法、教材等の観点から整理・体系化を進めている。
4.教育現場へのコンサルテーションモデルの開発:個別教育計画作成のために必要な個人情報を、パソコンを用いて整理・収集・保存・蓄積してゆくためのデータベースの枠組みを検討した。来年度にかけて入力を実施していく。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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