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1998 年度 実績報告書

情報環境の変化に伴うコミュニケーション行動変容の分析

研究課題

研究課題/領域番号 10410042
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

橋元 良明  東京大学, 社会情報研究所, 助教授 (50164801)

研究分担者 辻 大介  東京大学, 社会情報研究所, 助手 (50292785)
是永 論  札幌学院大学, 社会情報学部, 講師 (50275468)
石井 健一  筑波大学, 社会工学系, 講師 (90193250)
キーワードコミュニケーション / 情報環境 / 情報行動 / インターネット / 携帯電話 / 社会調査
研究概要

激変する情報環境下におけるコミュニケーション行動、情報行動の変化をさぐるために平成10年度、我々は以下の二つの社会調査を実施した。
[1]インターネット利用者における利用実態調査
[2]携帯電話利用を中心とするコミュニケーション行動調査
[1]はASAHIネットの協力を得て、既にインターネットを利用している人に対し、郵送法調査(有効回収票1,043)を実施したものである。調査の結果、利用者の特性として、(1)女性の利用は増加しているが、未だ2割に達していない、(2)年層分布も広がりを見せているが、やはり中心は20代から30代である、(3)利用者の大半は首都圏の居住者である、等のことが明らかになった。また、(4)WWWの利用頻度、電子メールの利用頻度は増加の傾向にあるが、人気のあるウェブサイトはコンピュータ関連、マスコミ関連と特定のものに集中する傾向にある、(5)インターネット利用者は、加入当初、テレビ視聴時間、睡眠時間、電話利用頻度が減少する、(6)オンラインショッピングの利用はごく一部の人にとどまっている、(7)インターネット上に自ら情報発信する人は限定されている、等の利用実態が明らかになった。
[2]は首都圏30kmの住民の中から無作為抽出し、携帯電話の利用を中心にコミュニケーション行動の実態を探ろうとしたものである。主な調査項目は、電話、手紙、電子メールなどコミュニケーションメディアの利用頻度、利用目的、メディアごとの通信相手、利用場所、携帯電話への加入目的、利用目的、利用開始後生じた生活上の変化、等である。既に実査を終了し、800を越える有効回収票を得たが、結果については現在分析中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 橋元良明、辻大介、森康俊: "インターネット個人加入者の実態1998" 東京大学社会情報研究所調査研究紀要. No.12(印刷中). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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