研究課題/領域番号 |
10410053
|
研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
小坂 勝昭 文教大学, 国際学部, 教授 (10004087)
|
研究分担者 |
中條 安芸子 文教大学, 情報学部, 助教授 (40265377)
椎野 信雄 文教大学, 国際学部, 助教授 (50206041)
小泉 賢吉郎 文教大学, 国際学部, 教授 (20225345)
藤井 美文 文教大学, 国際学部, 教授 (90238535)
杉山 富士雄 文教大学, 国際学部, 助教授 (70248615)
|
キーワード | リサイクル / 環境保全型企業 / 環境ビジネス / 環境統計 / ISO14001 / エコファンド / ビジネス倫理 / 緑化技術 |
研究概要 |
本研究は、環境破壊から社会をまもるためには環境保全志向型「企業」の今後のあり方が重要になるという基礎視角にたち、社会学、科学技術、計量経済学、科学、社会学などの学際的協力を必要と考え研究チームを形成し、種々の領域の研究を視野におさめることを目的としてきた。研究代表者である小坂勝昭は企業の環境マネジメントの実態を日本企業のISO14001取得の過程を調査研究し、ドイツのフライブルグ市の環境企業のマネジメントとの対比において環境保全型企業のあり方を分析した。小泉賢吉郎は環境科学技術の中の緑化技術に視点をおき地球環境保全のため今後の緑化技術の方向性を模索する試みを示めした。椎野信雄は企業の経営観を重視する方向で、エコ・ファンドの重要性を認識することを示唆している。国際的な環境基準と比較すると日本の基準値の低さが指摘されてきているが、エコ・ファンドがどのようなあ役割を果たすかという新しい視点を提示するものである。中條論文は環境問題を分析するためにはリサイクル統計のあり方に根本的な分析のメスを入れる必要性があることを指摘している。そのためには、廃棄物データなどの官庁統計を分析し、リサイクル率をどの程度確実に測定できるかを分析した。政策効果を評価するための環境統計の開発がどの程度に進んでいるかを検証するため計測の一元化、環境・経済統合勘定が重要性をますことを指摘した。藤井美文は廃棄物処理の費用-便益分析を種々の角度から明らかにするため、現時点において可能な限りのデータを収集し、廃棄物処理の現状を明確にした。
|