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1999 年度 実績報告書

クイズ形式の文化についての歴史的・比較文化的研究〜テレビ番組を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 10410060
研究機関関西大学

研究代表者

小川 博司  関西大学, 社会学部, 教授 (80185511)

研究分担者 長谷 正人  千葉大学, 文学部, 助教授 (40208476)
河原 和枝  武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (80243153)
川崎 賢一  駒澤大学, 文学部, 教授 (20142193)
石田 佐恵子  大阪市立大学, 文学部, 専任講師 (70212884)
キーワードクイズ / メディア文化 / カルチェラル・スタディズ
研究概要

1.クイズの歴史についての資料の収集と整理
日本のラジオとテレビにおけるクイズの歴史についての資料を収集し、データベース作成を進めた。
2.問題群の整理および分析方法・枠組みの検討
(1)クイズおよびクイズ形式をめぐる問題群の整理を行い、分析方法・枠組みの検討を行った。第1に、「クイズとは何か」というクイズの定義をめぐっての問題が検討された。競争としてのクイズ、ゲームとしてのクイズ、娯楽としてのクイズ、動員としてのクイズなどの側面が指摘された。第2に、クイズ形式を成り立たせている要素が検討された。主に「勝敗を決するゲームであること」「問いと答えがあること」の2側面が確認された。第3に、クイズ形式が現代文化において果たしている位置についての問題群が検討された。クイズとテクノロジー、知識と共同性、クイズ形式自体の変容、賞品の変遷などの問題が確認された。
(2)アメリカ合衆国で1950年代に起こったクイズショー・スキャンダルを題材にした映画について検討した。その結果、クイズ番組に付与される社会的意味およびリアリティのあり方の歴史的・文化的差異について認識が深められた。
3.批評家からのヒヤリング
テレビ番組表批評家およびクイズ番組についての著作があるノンフィクションライターからのヒヤリングを行った。現代テレビ文化という文脈の中で、1990年前半までのクイズ番組の流行そして後半における衰退の原因について検討された。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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