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1998 年度 実績報告書

日欧の高等教育と労働市場に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10410072
研究種目

基盤研究(B)

研究機関九州大学

研究代表者

吉本 圭一  九州大学, 大学院人間環境学研究科, 助教授 (30249924)

研究分担者 米澤 彰純  広島大学, 大学教育研究センター, 講師 (70251428)
藤塚 智一  宮崎産業経営大学, 経済学部, 助教授 (30248637)
秋永 雄一  東北大学, 教育学部, 助教授 (90212430)
伊藤 友子  熊本学園大学, 外国語学部, 助教授 (30231153)
小杉 礼子  日本労働研究機構, 主任研究員
キーワード高等教育 / 労働市場 / 就職 / 職業的能力 / 卒業生調査 / 国際比較 / キャリア形成 / 大学
研究概要

本研究は、日欧12ヶ国の大卒者の大学経験と職業経歴についての共通の枠組みでの実証的な比較を行うための、日本側の調査実施と、各国のデータを比較した分析を行う計画である。これは、高等教育の大衆化、労働市場の流動化などの社会変動が、日本でも欧州でもそれぞれの社会的文脈において大きな政策的課題を出現させ、また大学の知識と職業的能力に関するチャレンジングな理論的な研究領域が形成されてきたことに対応しようとするものである。
初年度の本年度は、調査枠組みや調査票の設計においてこれまでに進めてきていた12ヶ国の研究者との慎重な協議を踏まえて、調査設計を具体化した。
その結果、英語での共通調査票A4判16頁を作成し、それぞれの国の言語に翻訳して各国版調査票とした。実査は、12ヶ国の大卒者合計10万人を対象として調査を実施し、現在一部の国では調査継続中であるけれども、現段階でもすでに2万5千票あまりの調査票を回収しており、次年度にはデータ分析・検討にはいる予定である。
日本の本研究課題においては、全国33大学の協力を得て大卒後8年〜10年を経過した卒業者9,500名の名簿を入手し、その後12月にハガキによる名簿住所の確認を行った。その結果、本調査の対象として住所不明を除く8,200サンプルが得られた。日本語調査票はほぼ共通調査票に準じて、一部項目を加除して、A4判16頁となり、これを1999年1月に対象者へ送付した。その後2月に、督促ハガキを送り、最終的に2,700サンプルを回収し、協力者への礼状を送った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Keiichi Yoshimoto: "DieExponsion der Allgeinbuilding andihre Folgen" Building and Erzieung. 51巻2号. 205-222 (1998)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "学校から職業への移行の国際比較" 日本労働研究雑誌. 第457号. 41-51 (1998)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "大学卒に期待される能力と大学教育" 大学進学研究. 20巻第3号. 8-12 (1998)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "国立大学の就職指導体制の充実に向けての取組" 大学と学生. 398号. 13-45 (1998)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "九州大学と地域社会(共著:稲永由紀)" 国立学校財務センター研究報告. 第2号. 189-220 (1998)

  • [文献書誌] 秋永雄一: "東北大学と地域社会(共著:伊藤了,新谷康浩)" 国立学校財務センター研究報告. 第2号. 101-126 (1998)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "「入学者の受け入れと卒業者の進路」(66-113頁)高鳥正夫,舘昭編『短大ファーストステディ論』" 東信堂, 208 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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