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2000 年度 実績報告書

日欧の高等教育と労働市場に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10410072
研究機関九州大学

研究代表者

吉本 圭一  九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教授 (30249924)

研究分担者 藤墳 智一  宮崎産業経営大学, 経済学部, 講師 (30248637)
伊藤 友子  熊本学園大学, 外国語学部, 助教授 (30231153)
小杉 礼子  日本労働研究機構, 主任研究員
稲永 由紀  広島大学, 高等教育研究開発センター, 助手 (80315027)
秋永 雄一  東北大学, 教育学部, 助教授 (90212430)
キーワード高等教育 / 労働市場 / 就職 / 職業的能力 / 卒業生調査 / 国際比較 / キャリア形成 / 大学
研究概要

本研究計画では、日欧12ヶ国の大卒者の大学経験と職業経歴について、共通の枠組みでの実証的な比較研究のため、日本側での調査実施と、各国データの比較分析を担当した。これは、高等教育の大衆化、労働市場の流動化などの社会変動が、日本でも欧州でもそれぞれの社会的文脈において大きな政策的課題を出現させ、また大学の知識と職業的能力に関するチャレンジングな理論的な研究領域が形成されてきたことに対応しようとしたものである。
3ヶ年計画の最終年度となる本年度は、前年度までに実施した日本側、欧州側の調査に関するデータの整備・統合を進めるとともに、暫定的な統合データをもとにした検討および分析を踏まえて、研究成果の広報・普及・フィードバック、および最終的な研究成果のとりまとめに向けて、複数の検討会議等を開催し、また研究報告を行った。具体的には、2000年5〜6月には、EU側共同研究者を招聘し、東京・福岡で本調査に関する国際会合を開催し、一部は高等教育研究者、大学関係者等に公開した。また、6月に欧州側で開催された共同研究の国際会合での検討にも吉本・小杉・米澤が参加した。2000年9月には、日本教育社会学会第52回大会において「高等教育と職業への移行の日欧比較」と題して学会発表を行い(吉本、小杉、稲永)、その成果は、高等教育研究第4集で公表予定(吉本圭一「大学教育と職業への移行-日欧比較調査結果より-」、2001年発刊予定)となっている。本年1月には、各種データの最終的な統合を終えて、現在最終報告書のとりまとめに向けての分析を行っている。最終報告書は、2001年中に刊行予定である(担当者:吉本、藤墳、伊藤、稲永)。
なお、現在、欧州側パートナーの一つであるマーストリヒト大学教育労働市場センターと、科研メンバーの一部で、本研究データにもとづく日蘭2ヶ国比較の共同研究を進めており(吉本、小杉、小方、稲永)、その成果も2001年度にとりまとめる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "大学教育と職業への移行-日欧比較調査結果より-"日本高等教育学会編『高等教育研究』. 第4集(発表予定). (2001)

  • [文献書誌] 吉本圭一: "諸外国における職業生活の移行支援から学ぶもの"日本労働研究機構『JIL@Work』. Vol.2. 29-32 (2000)

  • [文献書誌] 小杉礼子: "「学校から職業へ」の移行の変化と大卒未就職者の卒業後の状況"日本労働研究機構『JIL@Work』. Vol.2. 10-14 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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