研究課題/領域番号 |
10410074
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
寺崎 昌男 桜美林大学, 大学院・国際学研究科, 教授 (20062573)
|
研究分担者 |
茂住 實男 拓殖大学, 外国語学部, 教授 (70119494)
竹中 暉生 桃山学院大学, 文学部, 教授 (70064722)
榑松 かほる 桜美林大学, 資格・教職教育センター, 教授 (90112656)
井上 恵美子 フェリス女学院大学, 文学部, 助教授 (80259316)
船寄 俊雄 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40181432)
|
キーワード | 中等教育史 / 教師教育 / 資格試験 / 戦前の学問と教育 / 教育学的教養 / 自己学習 |
研究概要 |
(1)共同研究会の開催 第1回は7月21〜22日、奈須恵子(「文検『歴史』試験問題の分析-『支那史』・『東洋史』を中心に-」)、寺崎昌男(「<序論>構成について」、佐藤英二(「文検数学科学問志向の教師の養成」)の個別報告を行った。また、8月の日本教育学会での報告に向けての打ち合わせ、出版に関する確認があった。第2回は、9月12〜13日に行った。刊行について検討、文部科学省への研究成果公開促進費の助成の申請書類についての検討、各自執筆分についての報告をした。 (2)日本教育学会での報告(8月28〜29日、横浜国立大学)を以下のように行った。 28日、船寄俊雄「中等教員試験検定制度論の系譜」 29日、榑松かほる「戦前中等教員に求められた教職教養-文検『教育ノ大意』の場合-」 竹中暉雄・榑松かほる・茂住實男・菅原亮芳・船寄俊雄・井上恵美子・奈須恵子・佐藤英二・寺崎昌男 「『文検』の研究(2)-歴史、国語の試験問題ならびに受験記の分析-」 菅原亮芳「『文検』とライフコース」 (3)2002年度に研究成果を刊行するために、これまでの各自の研究成果を執筆、会合で検討を行った。 タイトルは『「文検」試験問題の研究-戦前中等教員に期待された専門・教職教養と学習-』(全528頁)を予定している。内容としては、「研究編」と「資料編」で構成する。「研究編」は各自の研究論文を中心として配列する。すなわちその目次は、序論、I章 「文検」論史、II章 専門教養の分析、III章 教職教養の分析、IV章 受験記にあらわれた文検受験者・合格者、結論から成る。II章の専門教養の分析では、科目としては数学、英語、家事、公民、歴史の各教科を取り扱う。「資料編」では、前著『「文検」の研究』と同様、読者の便益をはかるとともに、今後の研究者に基盤を提供するため、基本資料・関連資料を正確に復刻する。
|