研究課題/領域番号 |
10410087
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
濱田 正美 神戸大学, 文学部, 教授 (30109061)
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研究分担者 |
中砂 明徳 神戸女子大学, 文学部, 専任講師 (50237286)
島田 虔次 京都大学, 名誉教授
石川 禎浩 神戸大学, 文学部, 助教授 (10222978)
森 紀子 神戸大学, 文学部, 教授 (50241154)
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キーワード | 中国 / 宗教 / 儒教 / イスラム教 / キリスト教 / 仏教 |
研究概要 |
本年度は、本研究の基礎作業として、刊行資料を中心に、関連資料、図書の収集につとめた。主に、濱田、森、石川が中心となり、近世以降の中国での宗教関連の資料を集め、系統的にそれらを分類し、その読解作業を開始している。その際、島田が中国思想史全般の見地から有益な見地、所見を提示し、中砂が、その助言を資料の類系化、分類整理に活している。 本年度は研究の基礎作業段階にあるため、総合的な実績というべきものは、まだ出来あがっていないが、森が中国近代の思想的先駆者である梁啓超とその仏学の関連について、また石川がキリスト教的正解観の象徴である文明地理史観とその中国における受容について、初歩的な研究をまとめ、9月にアメリカのサンタ・バーバラで開催された国際学科「梁啓超と日本」において、それぞれその研究成果を発表し、好評を得た。また一月には石川が中国で、森がドイツで関連分野の学者を対象にレビューを実施し、我々が目下すすめているこの研究に対して高い評価を受けるとともに、多くの知見を与えられた。
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