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1998 年度 実績報告書

朝鮮考古資料の基礎集成とデジタル化活用

研究課題

研究課題/領域番号 10410092
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

早乙女 雅博  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80150035)

研究分担者 谷 豊信  東京国立博物館, 室長 (70171824)
藤井 恵介  東京大学, 工学系研究科, 助教授 (50156816)
キーワード朝鮮 / 考古学 / 古写真 / 関野貞 / 保存
研究概要

本研究の目的は、朝鮮考古資料が写し出されたガラス乾板古写真から白黒プリントを作成し、永久保存と研究への活用をめざすものである。本年度の成果は、次のとおりである。
1、 東京大学総合研究博物館建築史部門に所蔵されるガラス乾板古写真は、撮影当時の木箱や紙箱に保管されているが、その全体像が不明なので、まず枚数と画像内容を調査しリストを作成した。箱は約500箱あり、木箱が200で紙箱が300、そして木箱に平均30枚、紙箱に平均16枚が収納されているので、全体で10000枚を超える。撮影者は、塚本靖、伊東忠太、関野貞、藤島亥治郎の4名で、朝鮮考古資料は後二者の撮影による。藤島亥治郎の資料にはフィルムによる写真も含まれていたが、今回の白黒プリント作成の対象とした。
2、 関野貞撮影によるガラス乾板古写真のうち約1000枚の四ツ切紙白黒プリントを2部作成した。乾板の状態が悪いものもあるので、修復の技術をもつ塚原写真事務所に依頼し、つねに連絡を取り合いながら作成した。
3、 白黒プリントの1部は永久保存とするため、1枚ずつ中性紙保存封筒に入れ、さらに30枚ずつ中性紙保存箱に収納した。他の1部は、ポリプロピレンクリアーファイルに入れ閲覧用とした。こちらには、撮影場所、撮影年など写真にかんするデータを調査して記入した。高勾麗古墳壁画、楽浪古墳の発掘、慶州の寺院、個人コレクションの考古遺物など貴重な写真が含まれている。
4、 デジタル化の方法について同博物館の博物情報メディア研究系と協議したが、画像については乾板からの直接入力とするか白黒プリントからの入力とするか結論は出なかった。次年度でさらに検討する。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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