研究課題/領域番号 |
10410092
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
早乙女 雅博 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (80150035)
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研究分担者 |
谷 豊信 東京国立博物館, 室長(研究職) (70171824)
藤井 恵介 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50156816)
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キーワード | 朝鮮 / 考古学 / 古写真 / 関野貞 / 保存 |
研究概要 |
本研究の目的は、朝鮮考古資料が写し出されたガラス乾板古写真から白黒プリントを作成し、永久保存と研究への活用をめざすものである。本年度は2年目にあたり、昨年からの継続として1、2、を行い、3、は新たな試みである。 1、 東京大学総合研究博物館建築史部門に所蔵されるガラス乾板古写真のうち約1000枚の四ツ切紙白黒プリントを2部作成した。ファイルに入れた1部をもとに、撮影者、画像内容や参考文献を調査しデータベースを作成した。昨年度と合わせて、合計2000枚となった。 2、 白黒プリントの1部は永久保存とするため、1枚ずつ中性紙保存封筒に入れ、さらにそれを30封筒ごとに中性紙保存箱に収納した。他の1部は、ポリプロピレン製クリアーファイルに入れ整理用、閲覧用とした。こちらには、撮影場所、撮影年など写真に関するデータを調査して記入した。 3、 デジタル化の方法についてガラス乾板からの直接入カを試み、それを全紙大にプリントアウトした写真とモニター上の写真を比べた。モニター上の写真は大きく拡大ができ、プリント写真で読めない小さな文字まで読むことができ、利用面で有効であることを確認した。ただし、情報量としては目にみえないものも含めて、アナログのほうが多く含まれるので、こちらで保存することにした。
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