研究課題/領域番号 |
10410098
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
神谷 忠孝 北海道大学, 文学部, 教授 (10055171)
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研究分担者 |
竹松 良明 大阪学院短期大学, 国際文化学科, 助教授 (30249396)
奥出 健 湘南短期大学, 国文学科, 教授 (30110076)
木村 一信 立命館大学, 文学部, 教授 (20105365)
岡田 英樹 立命館大学, 文学部, 教授 (00030172)
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キーワード | 植民地 / 南方徴用 / 満州 / 朝鮮 / 台湾 / インドネシア / フィリッピン / ビルマ |
研究概要 |
研究課題「植民地下、占領下における日本文学についての総合的研究」にしたかって、平成10年度は研究分担者が自分の分担する地域についての基礎的な文献の収集に力を入れた。近年、植民地研究がさかんになっていることもあって文献収集は困難になっているが、不足な文献は図書館を利用するかたちで収集するようにした。主要な資料としては、旧満州、台湾、朝鮮、東南アジアなどにかかわる戦前発行の図書をある程度購入できた。 活字による論文発表とは別に、研究分担者の口頭発表として次ぎの通りにあった。 岡田英樹は日本社会文学会の第6回日中シンポジウム「近代日本文学の空白としての〈満州文学〉」 (平成10年11月28日、法政大学)において「王度の日本留学時代」という題目で発表した。 神谷忠孝は日本社会文学会の第1回日本・台湾シンポジウム「〈皇民化〉と日台文学」(平成10年12月25、26日、台湾大学)に出席してシンポジウムの座長をつとめ、台湾人学所蔵の植民地時代における日本と台湾の関係に関する資料調査を行なった。 木村一信はインドネシアのジャカルタに赴き戦時下の資料収集にあたった。 今年度は研究分担者が収集した資料を整理して分担者の間で公開し、次年度の研究報告書を充実したものにすべく努力しているところである。
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