研究課題/領域番号 |
10430004
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
有賀 裕二 中央大学, 商学部, 教授 (40137857)
|
研究分担者 |
川越 敏司 埼玉大学, 経済学部, 助手 (80272277)
瀧澤 弘和 東洋大学, 経済学部, 講師 (80297720)
小田 宗兵衛 京都産業大学, 経済学部, 助教授 (40224240)
|
キーワード | チープトーク仮説 / ネオロジズムプルーフ / 一人勝ち社会 |
研究概要 |
(1)計算機環境整備は、WindowsNTを採用、サーバ機IBM Netfinity3000を一台設置。実験用パソコンDynaBookSS 302010台を購入し、次年度の実験の十分な環境を整えた。(2)ネットワーク環境におけるゲームデザインは、WindowsNT用プログラムの開発を目指し一部プログラムを作成した。また実用性を高めるために、Prasnikar教授(ピッツバーグ大学)開発の標準形ゲーム用ソフトの利用許可を受けながら、開発進行中である。(3)予備実験は計3回行った。まず、分担者間に「経済学実験」の基本を熟知させるために平成10年7月13日に「パレート最適な配分を達成する経済メカニズム」にもとづく仮説実験(川越敏司著「直接税メカニズムと確率誘因両立性」第1回実験経済学コンファレンス発表[平成10年9月])を行った。その後、瀧澤弘和によるFarrel(1987)の研究にもとづく「チープトークCheap Talk仮説にもとづくネオロジズムneologism-proof検定」実験を平成10年11月30日(東洋大学)、平成11年2月3日(中央大学)の計2回行った。この実験的検定は日本で初の試みであり、効用関数の統制も配慮して厳密に行なった。ネオロジズムプルーフの予想を支持しない結果を得た。(4)一人勝ち社会の基礎的検討の一環として、Roemer(1982)のモデルにもとづいた現代資本主義経済のゲーム論的階級形成の解釈を取り上げたが、この接近が到達する経済は一部門経済の可能性が高く実物経済の再生産の認識が抜け落ちていることを発見した(「レェーマーモデルを基調とした経済進化の研究」進化経済学会第3回大会発表[平成11年3月])。
|