研究課題/領域番号 |
10430006
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
舟岡 史雄 信州大学, 経済学部, 教授 (50143962)
|
研究分担者 |
星野 一郎 信州大学, 経済学部, 教授 (10202300)
若杉 隆平 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (80191716)
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
|
キーワード | 企業分類 / 企業統計 / 従業者概念 |
研究概要 |
現行の企業活動に係る統計は事業所を調査単位とした体系のなかに組み込まれていて、企業の意思決定を明らかにするような調査事項が不充分である。本年度は企業と事業所の概念整理ならびにそれぞれが担うべき調査内容を検討した。さらに、サービス化、国際化のなかで信頼性を確保するための調査事項の組み合せについて企業会計基準に沿って検討した。 また、「企業活動基本調査」と「工業統計」、「商業統計」のデータリンケージを行い、企業統計と事業所統計の結合した情報の有用性を吟味すると同時に従業者、在庫残高等の概念の差による調査結果の乖離を分析した。 さらに、郵政省所管の情報・通信活動に係る統計を体系的に整備するとすれば、現行の統計調査でいかなる分野を整備すべきかについて明らかにした。 企業分類のあり方について、企業の活動の結果として観察される財務データから帰納的に企業分類を行うときの理論フレームを検討し、企業活動基本調査の個票データにもとづいて実験を行った。企業分類における有効な基準を導出している。
|