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1998 年度 実績報告書

自立・共助による高齢者問題の解決モデル

研究課題

研究課題/領域番号 10430008
研究機関一橋大学

研究代表者

高田 一夫  一橋大学, 社会学部, 教授 (00137861)

研究分担者 下和田 功  一橋大学, 商学部, 教授 (10034860)
高山 憲之  一橋大学, 経済研究所, 教授 (30102940)
中馬 宏之  一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00179962)
藤田 伍一  一橋大学, 社会学部, 教授 (30017636)
林 大樹  一橋大学, 社会学部, 教授 (70180974)
キーワード高齢化 / 雇用 / 年金 / 介護 / ボランティア / 定年 / 早期退職 / 通信技術
研究概要

3つのプロジェクトに分かれて研究を実施した。(1)高齢者雇用と年金の相互関連については、公的・私的年金制度の分析を行うとともに、早期退職の実態について研究を行った。その結果、早期退職は産業構造の調整にともない今後増加するであろう。とりわけ、従来高賃金であった産業部門が低成長の影響で、雇用調整を行うので移動先の産業との大きな落差が問題になる。また、定年延長問題については、コスト面の問題よりも雇用量の方が問題であり、コストの調整がついても定年延長が不可能な業種が存在すると思われる。これらについては、雇用は企業間移動によって実現せざるを得ない。したがってこれらの移動を円滑にする雇用・年金制度を研究する必要がある、との暫定的結論に達した。(2)介護・福祉産業研究については介護サービスの提供機関を調査し、データの整理を行った。これに基づき、さらに介護サービス受給の構造を明らかにしたい。望ましい態勢を作るには要介護者の監視システムなど通信技術を利用したシステムを構築する必要がある。これに労働市場、ボランティア等、社会的システムを組み合わせた総合的システムを構想していきたい。(3)社会保障財政については、既存データを整理し、今後の福祉需要の見通しについて研究した。要するに、就業、余暇、介護という3つのフェイズを組み合わせる社会システムを公共サービス、製品・労働市場、ボランティアという3つのメカニズムを通じて実現するシステムを研究した。上記3研究の進行に併して、今後、総合的調整を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高田一夫: "高齢者雇用の将来" 雇用・労働フォーラム情報. 1-5 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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