研究課題/領域番号 |
10430010
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
池田 正孝 中央大学, 経済学部, 教授 (30055115)
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研究分担者 |
林 正樹 中央大学, 商学部, 教授 (00055211)
青野 寿彦 中央大学, 経済学部, 教授 (10055189)
中川 洋一郎 中央大学, 経済学部, 教授 (00164145)
遠山 恭司 都立工業高等専門学校, 専任講師 (20270233)
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キーワード | モジュール化 / 組立モジュール / モジュールサプライヤー / 3D CAD / CAM / シュミレーション技術 / 情報の一元化 / 高速NC加工機 / 開発支援型産業 |
研究概要 |
(1)欧米自動車メーカー同様、国内でも各自動車メーカーのモジュール化の動きが急テンポで具体化している。本調査では、組立モジュールが本格化しているコックピットモジュール、フロント・エンドモジュール、ドアモジュール等を取組んでいるモジュールサプライヤーを面接して、自動車メーカーとのモジュール開発の状況、モジュール化を取組むことによる自動車組立工程短縮化効率、コスト低減効率、搬送合理化効率、二次サプライヤー選別の状況、欧米モジュールサプライヤーとの競争状況等について明かにすることができた。 (2)現在、自動車メーカーは3D CAD/CAM、シュミレーション技術の導入によって新車開発期間を過去の30ヵ月から18ヵ月〜14ヵ月レベルに短縮できた。こうした短縮化実現面で重要な役割を果した金型メーカー、車体溶接治具メーカー、試作メーカー等の開発支援型企業のここ数年間の技術革新・経営努力をあげると以下の通りである。 (i)3D CAD/CAM導入による情報の一元化(ii)高速NC加工機導入による切削のスピード化、研磨工程の省略、夜間無人作業の実現(iii)試作メーカー等に見られる機型加工工程省略それに伴う機型産業の消滅(iv)成形金型メーカーに見られるような本型ダイレクト製作による試作型省略(v)金型メーカーのゲストエンジニア派遣による情報の共有化の取組み.
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