研究課題/領域番号 |
10430028
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 駿河台大学 |
研究代表者 |
鈴木 克典 駿河台大学, 経済学部, 講師 (60296283)
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研究分担者 |
高橋 清 東京大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50236270)
五十嵐 日出夫 北海学園大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30001134)
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キーワード | 商業形態 / 消費者意識構造 / AHP / GIS |
研究概要 |
平成10年度の研究により、以下のような成果を得ることができた。 1. 消費者意識調査・意識構造分析 (1) 埼玉県飯能市・入間市、北海道札幌市の両地域において、商業地の実態調査を行った。具体的には、大型および中型商業施設(小売店舗)、商店街についての特性の調査を行い、空間的に商業形態がどのような変容を遂げているかの分析を行った。来年度はコンビニエンスストア等の小型の小売店舗にも調査を拡大し、併せて分析を行う予定である。 (2) 上記の両地域においてブレーンストーミングを実施しKJ法、FSMを用いて意見の集約を行ったことによりAHPに用いる5つの評価項目の抽出を行うことができた。 (3) 上記の両地域において(2)において抽出された評価項目に基づきアンケート調査を行った。また、併せて各種商業地(形態)に対するイメージ調査も行った。なお、札幌市においては、冬季の積雪時の調査を行った。 (4) (3)の調査により得られたデータを用い、AHP分析を行い、両市の構造の比較分析を行った。 2. GISによるデータベース化と分析 平成11年度の研究計画に示した分析に備えて運用・分析実験を行った。具体的には、ある地域の地図情報をデジタイザーにより、ワークステーション(GISアプリケーション)にデジタル的に入力を行い、それを編集し、地図データとして完成させる等の分析実験を行った。入力法により、その後に可能となる分析が変わることから、平成11年度においてもプロトタイプの作成により、引き続き入力方法、分析方法の検討を行う予定でいる。
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