研究課題/領域番号 |
10440003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
伊藤 達郎 金沢大学, 理学部, 教授 (90015909)
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研究分担者 |
平木 彰 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (90294181)
吉荒 聡 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10230674)
野村 和正 東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (40111645)
宗政 昭弘 九州大学, 大学院・数理学研究科, 助教授 (50219862)
山田 美枝子 金沢大学, 理学部, 教授 (70130226)
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キーワード | Terwilliger algebra / P-and Q-polynomial / nonthin / spir model / cyclotomic scheme / Jacobi sum / distance-regular |
研究概要 |
4年計画の本研究における初年度、次の3点において重要なアイデアが提出、検証された。次年度以降、このアイデアにもとずいて大きく研究が進展することが期待される。 (1) Type IICのTerwilligen algebraの分類が、Onsager algebraの有限次表現の関連において、原理的に可能なこと。 (2) P進体上のcyclotomic schemeの理論が構築可能であり、通常のcyclotomic schemeの諸現象をそれにより解析出来ること。 (3) 局所的距離正則グラフに対する部分空間構成問題において、Terwilligu algebraか、それよりやや小さいalgebraが本質的にかかわってくること。 研究者の交流に関し、以下を企画実行した。 (a) 平成10年6月22日から25日、金沢大学において代数的組合せ論研究集会を開催、研究分担者全員が集まった。 (b) 平成10年8月3日から7日、山田美枝子がuniversity of Lethbridge(Canada)における組合せ論の国際会議に出席し、アダマール行列に関する研究成果を発長した。 (c) 平成10年12月14日から16日、京大数理解析研究所における共同研究集会にTerwilligenが招聘された機会を利用し、同期間中京都において、Terwilligenと本研究分担者との研究連絡を行った。 (d) 平成11年3月2日から4日、伊藤昇、吉荒聡、平木彰、田辺顕一朗、荻田真理子を金沢大学に招き、集中ゼミを行った。 (e) その他、本研究分担者間の相互訪問による研究連絡多数。
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