研究課題
α方程式の理論は解析的には複素ユークリッド空間の領域で深い所まで理解が進んでいるが、複素多様体上ではまだ不明な点が多い.そこでP^nの擬凸領域の境界の大域的な性質を問題としてとり上げ、境界がC^2級の場合に領域上の有界な多重劣調和皆既関数(bounded plurisubharmonic exhaustion function)の存在を示し(Sibony氏との共同研究)、さらに一般には局所的な超擬凸性(hyvereonvexity)が必ずしも大域的な超擬凸性を意味しないことを示した(Diederich氏との共同研究)、さらに、Bergman空間の理論に一石を投じたと思われる大沢、竹腰のL^2正則関数の拡張定理をメインテーマとして、多変数複素解析の入門書を著した。
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