研究課題/領域番号 |
10440062
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
土居 守 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00242090)
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研究分担者 |
嶋作 一大 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00251405)
岡村 定矩 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20114423)
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キーワード | 分光 / ファブリペロー / ダイクロイック・ミラー / 多天体分光 / 天体観測機器 |
研究概要 |
本年度はエタロンを独自に評価したり、多色カメラを分光器として用いるために必要な追加部品を導入した。エタロンは1台で390-930nmという広い波長範囲をカバーする液晶型のエタロンで、コストパフォーマンスと安定性に優れ、日本の天体観測機器での使用は我々の知る限り初めてとなる。実験室でのエタロンのテストを詳細に行い、製作した会社の報告した通り、透過率はさほど高くないが、波長特性は非常に良いものが製作できていることを確認した。また天体観測のために必要ないくつかの追加部品についての導入を行った。残っているのは、天体にあわせて観測波長を決めるリークカットフィルターの一部で仕様の検討は終了しており、12年度の予算で製作し、実際の観測にとりかかる予定である。
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