研究課題/領域番号 |
10440072
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 洋一郎 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (70144425)
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研究分担者 |
竹内 康雄 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (60272522)
三浦 真 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (10272519)
伊藤 好孝 東京大学, 宇宙線研究所, 助手 (50272521)
中畑 雅行 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (70192672)
梶田 隆章 東京大学, 宇宙線研究所, 助教授 (40185773)
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キーワード | ニュートリノ / ニュートリノ振動 / 大気ニュートリノ / 長基線ニュートリノ振動 / スーパーカミオカンデ / ニュートリノ質量 |
研究概要 |
本研究の目的は、スーパーカミオカンデによって発見された、ニュートリノ振動を確認することである。このため、KEK敷地内に前置検出器として1キロトンの水チェレンコフ装置を建設し、250km離れたスパーカミオカンデとの間で長基線ニュートリノ振動実験を行う。陽子のビーム総量として10^<20>の陽子を用いれば、ニュートリノ振動が無い場合には、スーパー力ミオカンデでv_μの荷電カレント反応が約400事象得られる。ニュートリノ振動が起こっており、大気ニュートリノで示唆される3x10^<-3>eV^2が実際の振動解だとすると、v_μ->v_r振動の場合だとv_μ荷電カレントの反応が約半分に減る。これにより大気ニュートリノ振動を確定し、振動のモードを決定できる。 今年度は、ニュートリノビームが完成し、KEK敷地内に前置測定器として、1キロトンの水チェレンコフ装置が完成した。ビームスピル内の多重事象を識別する工夫が必要でありこのため、トランジェントデジタイザノ導入を行なった。このためのデーター収集ソフトウエアの開発をした。KEKと神岡間は専用回線を用いて通信を行うが、KEKで取られたデーターの転送だけでなく、250km離れた2つの測定器の同期信号もやり取りしなくてはならない。この同期は、実験にとって本質的である。このためのプログラム開発を行なった。 そして、3月より日本で初めての人工ニュートリノを使った実験が始ま3た。本格的結果は来年度から得られる。
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