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1999 年度 実績報告書

コンプトン散乱X線と同期させた反跳電子のボルマン効果とコンプトンプロファイル

研究課題

研究課題/領域番号 10440112
研究機関姫路工業大学

研究代表者

坂井 信彦  姫路工業大学, 理学部, 教授 (60013497)

研究分担者 伊藤 真義  高輝度光科学研究センター, 光科学研究所, 研究協力員
櫻井 吉晴  高輝度光科学研究センター, 光科学研究所, 研究員
小泉 昭久  姫路工業大学, 理学部, 助手 (00244682)
キーワード放射光 / コンプトン散乱 / 反跳電子 / ボルマン効果 / 同期計測 / 薄膜単結晶
研究概要

平成10年度に継続して研究活動を行った。本年度計画に従いSPring-8放射光施設に実験課題申請したが、認可された放射光使用時間が平成11年度は大幅に削減され、計画変更を余儀なくされた。その結果当初予定していた単結晶中で回折現象(ボルマン効果)を引き起こした電子と同期させてコンプトンプロファイルを測定する試みは平成11年度内に実施することが出来ず、平成12年5月に行うこととなった。
本年度は数μm厚の単結晶薄膜を研磨作業で作成する技法の開発を行った。素材としては、SiおよびSiO_2単結晶を手がけた。平成11年度に購入した試料研磨装置にて12μm程度の膜厚を得ることが出来たが、ラウエ写真による回折スポットが割れて、単結晶性が崩れていることが判明した。そこで、より緩やかな研磨方法として、ダイアモンドワイヤー切断機で横ずらしに表面を削ぐように研磨する方法を試みることとし、移動精度2μmの電動XZステージ、および0.1μm駆動精度のピエゾ圧電素子からなる自動駆動装置を設計し、機器の発注を行った。これにより単結晶性が確保された薄膜が作成できるものと考えている。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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