• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

高次な分子認識機能をもつハイブリッド型希土類錯体の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10440198
研究機関大阪市立大学

研究代表者

築部 浩  大阪市立大学, 理学部, 教授 (00144725)

研究分担者 篠田 哲史  大阪市立大学, 理学部, 講師 (00285280)
キーワード希土類錯体 / アミノアルコール / CDプローブ / キラリティー / 円二色性スペクトル / 分子認識
研究概要

生体系に匹敵する優れた認識機能を発揮する合成レセプターの開発は、生命現象の分子レベルからの理解や解析に不可欠であるとともに、生理活性物質の精密分離系や高感度センシング系の構築など応用面への展開にも重要である。本基盤研究では、生体基質と選択的に高配位型錯体を形成する「希土類錯体」への超感応プローブ機能の付与を目指して、基質選択的な蛍光挙動や対掌体特異的なCD挙動を発揮する『ハイブリッド型希土類錯体』の構造最適化を図るため、下記AおよびBを重点的に研究した。
A.希土類錯体への蛍光プローブ機能の付与:β-ジケトン誘導体を発色性配位子を含む希土類錯体を系統的に合成し、各種生体基質との高配位型錯体の形成挙動を蛍光分光法により解析し、アミノアルコールに特異的な蛍光プローブを開発した。
B.希土類錯体へのCDプローブ機能の付与:アミノ酸をはじめとする光学活性基質と高配位型錯体を形成するハイブリッド型希土類錯体として、希土類ポルフィリン錯体二量体を新たに合成し、誘起CD法による生体基質のキラリティー読み出し機能を有することを見い出した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H,Tamiaki 他: "Induced Circular Dichroism Active Complexes of Synthetic Gadolinium Porphyrinates with Chiral Amino Acids"Inorg,Chim,Acte. 300. 243-249 (2000)

  • [文献書誌] H,Tsukube 他: "Specific Recognition of Chiral Amino Alrohols via Lanthamide Coordination Chemistry"Inorg,Chem.. 40(印刷中). (2001)

  • [文献書誌] H,Tsukube 他: ""Conjugate Strategy "of Lgn thanide Porphyrinate with Crown Ether Toward Synergistic Binding and Chirality Sensing"J.Alloys,Comp.. (印刷中). (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi