• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

結晶中における環状アルキルアンモニウムイオンのコンフォメーション

研究課題

研究課題/領域番号 10440208
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

石田 祐之  岡山大学, 理学部, 助教授 (70193331)

研究分担者 柏野 節夫  岡山大学, 理学部, 教授 (70032810)
キーワード分子運動 / 核磁気共鳴 / X線回折 / 相転移
研究概要

(1) 6員環アミンの塩であるC_5H_<10>NH_2PF_6を合成し, ^1H,^<19>F,^<31>P核磁気共鳴線および緩和時間の温度変化,粉末法X線回折,熱分析の実験を行い,固相一固相転移の存在を明らかにするとともに,各固相中における陽イオンと陰イオンの運動状態についての知見を得た。結果は欧文誌のBer.Bunsenges.Phys.Chem.に発表した。
(2) 5員環アミンの塩であるC_4H_8NH_2ClO_4とC_4H_8NH_2PF_6について,^1H,^2H,^<19>F,^<31>P,^<35>Cl核磁気共鳴線および緩和時間の,温度変化,粉末法X線回折,熱分析の実験を行い,結晶中における陽イオンと陰イオンの運動状態と固相-固相転移についての知見を得た。結果を取りまとめ,欧文誌のPhys.Chem.Chem.Phys.に投稿した。
(3) 5員環アミンの塩である(C_4H_8NH_2)_2MCl_6(M=Sn,Te,Pt)について,^1H核磁気共鳴,単結晶X線回折,^<35>Cl核四極共鳴,熱分析の実験を行い,室温における結晶構造を明らかにするとともに,結晶中における陽イオンと陰イオンの運動状態と固相転移についての知見を得た。結果は1998年分子構造総合討論会(松山)で発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroshi Ono: "Ionic Plastic Phase in Piperidinium Hexafluorophosphote stadied by NMR,X-ray Diffraction,and Thermal Measurements" Ber.Bunsenges.Phys.Chem.102. 650-655 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi