研究概要 |
1.陰生植物であるクワズイモを強光下と弱光下で栽培し,葉の展開が終了した時点で光条件を強光から弱光へあるいは弱光から強光へ変えた場合の夜間の呼吸速度の変化を追跡し,呼吸速度の変化が何によってもたらされるのかを検討した.この実験システムが呼吸速度の律速要因を明らかにする上で優れていることが明らかになった.現在投稿論文をとりまとめている段階である. 2.ネギ属植物の根の呼吸速度の栽培温度順化の研究に着手した.「低温で栽培した植物の呼吸速度が高いのはシアン耐性呼吸の寄与による」という仮説を検証するために,ネギ属の数種を異なる温度で水耕栽培し,その呼吸特性を検討している.
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