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1998 年度 実績報告書

光位相共役を用いた超大容量波長多重光ファイバ通信システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10450144
研究機関東京大学

研究代表者

菊池 和朗  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50134458)

研究分担者 加藤 一弘  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (00292897)
多久島 裕一  東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10272585)
キーワード波長多重 / 光ファイバ通信 / 光位相共役 / 群速度分散 / 光カー効果
研究概要

光増幅器を用いた波長多重光伝送システムでは、伝送路全長にわたって各波長チャンネルの光パワーが高いレベルに維持される。このため光ファイバの非線形光学効果によって、各波長チャンネルの伝送波形歪のみならずチャンネル間のクロストークが生じ、これによって伝送容量と伝送距離が大幅に制限される
本研究では、光位相共役を波長多重光通信システムに導入することによって、光ファイバの非線形性に基づく波形歪やクロストークを完全に除去する新方式を提案する。さらにその実験的検証を行うことによって、無中継伝送距離10,000km、伝送容量数100Gbit/sの超長距離・波長多重光ファイバ通信システムの実現の可能性を示すことを目的とする。
本年度はまず,波長多重光ファイバ伝送のためのシミュレータを開発し,位相共役波長多重伝送システムの設計を行ない,性能限界を明らかにした。
また,半導体光増幅器における四光波混合を用いた位相共役デバイスを試作し,これを通常分散ファイバ40kmのリンクの中点に配置する構成で,2ピコ秒パルスを伝送することに成功した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] F.M.Madani, K.Kikuchi: "Performance limit of long-distance WDM dispersion-maraged transmission system using higher-order dispersion compersation fibe" IEEE Photonics Technol.Lett.11,5(掲載決定済). (1999)

  • [文献書誌] K.Kikuchi, K.Matsuura: "Transmission of 2-ps optical pulses at 1550nm over 40-km standard fiber using midspan optical phase conjugation" IEEE Photonics Technol.Lett.10,10. 1410-1412 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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