研究課題/領域番号 |
10450152
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
天野 橘太郎 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (30264930)
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研究分担者 |
河西 宏之 東京工科大学, 工学部, 教授 (40277885)
山田 松一 東京工科大学, 工学部, 教授 (00267501)
石田 賢治 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (70221025)
森下 久 防衛大学校, 電気工学教室, 助教授
二川 佳史 国士館大学, 工学部, 教授
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キーワード | VSAT衛星通信 / コンピュータ通信 / 電波伝搬 / 遠隔教育 |
研究概要 |
1.衛星を利用したコンピュータ通信に関する実験 VSAT衛星回線と地上のインターネット回線からなる非対称ネットワークにおいて、TCPの性能を精度よく求める評価式を新たに提案した。この評価式によるTCPのスループットをネットワークシミュレータにより計算した結果と、広島市立大学と東京工科大学間に構築された上述の非対称回線を用いてて実測したスループットを比較し、精度よく一致することを確認した。これらの成果を国際学会(2000 International Conference on Network Protocols)で発表した。また、電子情報通信学会英文論文誌に投稿し、採録された。 2.Ku帯電波の伝送特性に関する研究 12GHz帯電波の衛星-地上間の降雨減衰特性を明かにするため、東京工科大学においてSuperbird B衛星のビーコン電波、およびJCSAT C衛星のテレメトリ電波の受信レベルと、降雨計による雨量の測定を過去3年にわたり継続して行っている。これらの結果をとりまとめ国際会議(2000 International Symposium on Antennas and PropagationおよびAsia-Pacific Symposium on Broadcasting and Communications)で発表した。この研究により特に100mm/h以上の強い降雨における減衰特性が明かとなった。 3.遠隔教育システムに関する実験 本年度も、広島市立大学と東京工科大学の間でVSAT衛星回線により書画提示装置を含むテレビ会議システムを構成し、双方より、約1時間程度の講義および質疑を実施し、参加者にアンケート調査を行いその有効性と問題点の検討を進めた。
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