研究課題/領域番号 |
10450158
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
村本 健一郎 金沢大学, 工学部, 教授 (70042835)
|
研究分担者 |
中村 浩二 金沢大学, 理学部, 教授 (70111755)
久保 守 金沢大学, 工学部, 助手 (90249772)
長野 勇 金沢大学, 工学部, 教授 (50019775)
高橋 教夫 山形大学, 農学部, 教授 (70179505)
川平 浩二 福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (30025457)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
キーワード | リモートセンシング / グランドトルース / 植生 / 樹木の分光特性 / 距離の影響 |
研究概要 |
森林のモニタリングは、地球環境変化を調べるために重要であり、森林の観測にはリモートセンシングは強力な道具である。森林の状態をモニタリングする従来の方法はより正確であるが、森林の膨大さのために広域のデータを収集するのは困難であるという明らかな欠点がある。衛星リモートセンシングは、そのような広い森林域に最も効果的に活用することができる。しかし、リモートセンシング技術を実用的に成功させるには、手法論や精度などの克服しなければならない問題があるので、リモートセンシング技術を適用する場合には、現地調査が不可欠であるといえる。 本研究では、まず、実際の地上データと衛星からのデータとの対応を決定するための実験計画を立てた。樹木観測のための調査は、金沢大学角間キャンパスの駐車場で行った。比較のデータとして、衛星データと分光放射計によるデータを用いた。樹木の分光放射特性は、分光放射計を用いて、3つの異なった距離、すなわち、 1)個々の葉、2)40mの距離からの1本の木の葉の集合、3)ヘリコプタからの種々の異なった木の集合、のそれぞれについて、観測点から測定対象までの距離による分光放射特性の変化を測定した。 これらの成果は、衛星データを用いた植生被覆率のモデルの作成へ発展することができ、実際の地上データと衛星からのデータとの対応が決定すれば、このモデルを日本全体に適用することが可能となる。
|