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1998 年度 実績報告書

鉄筋コンクリートにおける全数重ね継手の力学と設計法

研究課題

研究課題/領域番号 10450203
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋工業大学

研究代表者

市之瀬 敏勝  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10151474)

キーワード鉄筋コンクリート / 重ね継手 / ひび割れ / エポキシ樹脂 / ブラックライト / CTスキャン
研究概要

平成10年度は、曲げひび割れを種々の位置で人為的に生じさせる実験を行った。具体的には、横補強筋のない重ね継手の試験体を作成し、ポリエチレンシ一トを用いて様々な箇所に曲げひび割れを生じさせ、継手の強度に及ぼす影響を調べた。試験体は、半数を純曲げとし、残りの半数にはモーメント勾配を与えた。試験体の載荷に関しては現有設備を使用した。
この実験では、一昨年と同じく、最大変形時に低粘性のエポキシ樹脂を注入し、試験体を切断して内部の破壊状況を調べた。試験体切断は、ダイヤモンドソーを所有する業者に委託した。ブラックライトを用いた撮影によって、詳細な破壊状況が観測できた。
さらに、細部のひび割れ状況を調べるためにCTスキャンも行った。コンクリートとエポキシ樹脂とではX線の透過率が相当異なるので、0.3mm程度のひび割れまでは観測可能の見通しであった。CTスキャンは、アルミニウム鋳造製品の欠陥検査などを専門にしている業者に委託した。しかし、残念ながら測定精度が思ったより悪く、十分な結果は得られなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 市之瀬 敏勝: "Effect of Rib Shape and Splice Length on the Strength of Lap Splices without Stirrups" Fracture Mechanics of Concrete Structures. Vol.2. 1301-1310 (1998)

  • [文献書誌] 市之瀬 敏勝: "Fundamental Analysis of RC Lap Splices" BOND AND DEVELOPMENT OF REINFORCEMENT. SP-180. 431-457 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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