• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

均一相ホウ素-炭素-窒素系ナノチューブの合成と評価

研究課題

研究課題/領域番号 10450246
研究機関法政大学

研究代表者

守吉 佑介  法政大学, 工学部, 教授 (90267328)

キーワード炭素 / 窒化ホウ素 / ナノチューブ / ナノカプセル / プラズマ
研究概要

温度をコンピュータシミュレーションし、B一C一N系多孔体試料の温度と生成するナノチューブの関係を調べ、次ぎのような結果を明らかにした。
炭素ナノチューブ、BNナノチューブおよび炭素ナノチューブを包埋したBNナノチューブは3000K以上の温度で生成すること、3000K以下の温度ではナノチューブは生成しないこと、ナノカプセルはいずれの温度域でも生成すること、を明らかにした。この実験結果を従来のジュール加熱法で再実験し、温度と生成するナノチューブの関係を確認し、コンピュータシミュレーションによる温度計算がが正しいことを明らかにした。すなわち、炭素とBNナノチューブは3000K以上の温度で生成することを明示した。
多孔体の詳細なTEM観察により、ナノカプセルとその前駆体について推論し、多孔体中に存在するミニナノチューブがナノチューブの前駆体になることを明らかにした。そして、ナノチューブおよびナノカプセルの生成と前駆体の関係から、ナノチューブおよびナノカプセルの生成機構を推論した。
また、ナノチューブの生成と不純物の関係についてもしらべ、添加物の種類と量の関係からナノチューブの生成について検討した。その結果、1%以下の比較的微量の不純物がナノチューブの生成を促進することを推定している。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Y.Moriyoshi,Y.Shimizu,and T.Ikegami: "Microstructures of impurity precipitates in sintered alumina used as crucible to aneal led titanate"J.Electroceramics. 4. 127-132 (1999)

  • [文献書誌] S.Komatsu,K.Okada,and Y.Moriyashi: "New phase of SP^3-bonded BN"J.Phys.Chem.. 107. 343-348 (1999)

  • [文献書誌] Y.Shimizu,Y.Moriyoshi and S.Komatsu: "Boron nitride nanotules webs,and coexisting amorphous phase by a plasma jet"Appl.Phys.Letter. 75. 929-931 (1999)

  • [文献書誌] T.Ikegami,T.Mori,T.Misawa,and Y.Moriyoshi: "Effects of CaO and ZrO_2 on densification of Y_2O_3"Inorganic Materials. 6. 123-129 (1999)

  • [文献書誌] T.Ikegami,T.Mori,T.Misawa,and Y.Moriyoshi: "Fabrication of Trensparent Y_2O_3 Ceramics"J.Ceram.Soc.Jpn. 107. 297-299 (1999)

  • [文献書誌] 守吉佑介、石部恵里: "セピオライトによるCO_2の固定化と反応生成物"工業材料. 47. 103-107 (1999)

  • [文献書誌] 守吉佑介共著: "電子情報ハンドブック"オーム社. 1000 (1999)

  • [文献書誌] 守吉佑介編著: "環境問題と企業の取り組みに関する調査"158 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi