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1998 年度 実績報告書

急冷凝固粉末の放電焼結圧延による高強度アルミニウム合金板材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10450274
研究機関広島大学

研究代表者

柳沢 平  広島大学, 工学部, 教授 (50034393)

研究分担者 松木 一弘  広島大学, 工学部, 助手 (30253115)
畑山 東明  広島大学, 工学部, 助教授 (50112181)
キーワード放電焼結圧延 / 急冷凝固粉末 / アルミニウム合金
研究概要

本実験では、7000番系Al合金のうち、高強度の7075合金を選定して実験に供し、以下の項目の実験を行った。なお、放電焼結の特長を利用するため7075合金は急冷凝固粉末を用いた。
(1) 板材製造過程における温度計測
焼結プロセスにおける測温はプロセス制御のため重要である。実際の焼結プロセスでは、放射温度計を用いることで板材の表面温度の測定しかできていない。そこで、熱電対を使用して正確な材料温度を把握した。具体的には、板厚1.5mm程度に冷間圧延した材料を70mm×25mmに切断し、それを黒鉛パンチ間に挟み込み、ダイプレス方式による放電焼結を行い、パンチと材料の温度を直接計測した。さらに、それらの温度を放射温度計で計測し、実際の温度と放射温度計から得られた表面温度の関係を求めた。
(2) 機械的性質の評価
幅50mm、板厚1.0〜1.5mm、長さ300mmのサイズに冷間圧延した7075粉末を70×25mmに切りそろえ、ダイプレス方式の放電焼結機を用い種々の焼結条件下(焼結中の最高温度:773K〜873K,保持時間;20min)にて、焼結を行い、98%程度の相対密度を有する材料を作製し、それらを引張試験に供した。引張試験は室温、大気中、0.0003/secの初期歪速度の条件で行った。最終的に焼結条件と引張特性の関係について検討し、最適な焼結条件を決定した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Tsutsumoto: "Development of a new powder rolling and Sintering process with electric discharge" Proc.Int.Symp.on Designing,Processing and Properties of Advanced Engineering Materials. 613-618 (1998)

  • [文献書誌] 王 雨勃: "アルミニウムの粉末圧延" 軽金属学会春季大会講演概要. 35-36 (1998)

  • [文献書誌] 柳沢 平: "アルミニウム粉末の圧延成形、放電焼結材の機械性質" 軽金属学会春季大会講演概要. (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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