研究課題/領域番号 |
10450392
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
菅原 勝彦 熊本大学, 工学部, 教授 (60109668)
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研究分担者 |
島田 英樹 九州大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (70253490)
高橋 弘 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90188045)
金子 勝比古 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20128268)
大谷 順 熊本大学, 工学部, 助教授 (30203821)
尾原 祐三 熊本大学, 工学部, 教授 (50135315)
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キーワード | X線 / CT / X線CT / 岩石 / 破壊 / 透水 / 画像処理 |
研究概要 |
本研究は、非破壊試験法であるX線CTスキャナーにより、岩石など天然固体材料の内部構造と破壊や透水など過渡現象の鮮明な3次元可視化を実現し、定量的な内部解析法を確立して資源開発工学が必要とする各種の力学モデル構築に有用な資料を提供することを目標としている。 平成11年度は、岩石透水現象の可視化、土の圧密・破壊プロセスの分析、クリッギング法による構造評価、亀裂進展プロセスの分析、岩石破砕プロセスの可視化、および亀裂開口変位の定量に関する研究を行い、研究成果発表会を平成11年11月12日に熊本大学で開催した(参加者33名)。この研究会では、起電圧の影響と虚像解析、X線CT用3軸圧縮試験装置の機能と関連画像解析ソフトの紹介、土の破砕状況の可視化と破砕粒度分析、気泡混合処理土の構造評価、透水現象の可視化と透水係数分析、アスファルト混合物のモデリング、亀裂の可視化と開口変位の定量、亀裂定量法のロータリーパーカッシブドリリング、岩石の破壊靱性試験、ロックボルト引き抜き試験などへの適用など、今年度の研究成果が報告された。また、最適な試料形状、撮影方法、濃淡情報や空間情報の最適変換手法、雑音除去のための平滑化手法、構造の鮮鋭化手法、時系列画像間演算法などに関する最新の技術とノウハウ、技術的諸問題とそれらの解決方法に関して活発な討論が行われた。これらの研究成果は早期に学会誌に論文報告する予定である。
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