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1999 年度 実績報告書

粘質及び砂質土壌に適応したスイカ品種の生長と果実肉質に関する比較生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10460014
研究機関東京大学

研究代表者

崎山 亮三  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (70011955)

キーワードスイカ / 養液栽培 / 酸素濃度 / 土壌適応性
研究概要

熊沢・秋谷(1956)はスイカの土壌適応性の存在と品種による反応の差異について記述した。土壌適応性が存在する理由はこれまでに研究されたことがないため、土壌要因のうちの酸素濃度を取り上げ、その生長に及ぼす影響を調査した。また、粘質土と砂質土で栽培試験を行い、果実品質の調査を行った。
1.養液栽培したスイカの生長に及ぼす溶存酸素濃度の影響
酸素濃度・温度条件を調節できる養液栽培装置を設計・試作した。養液温度を20,25,30℃の3段階に設定した。各温度の試験は異なる時期に行った。各温度試験において酸素濃度を、大気の酸素で飽和した濃度を(DO100%)を基準として、DO50%,DO150%の3段階に設定した。実際の酸素濃度は、それぞれ約DO98%,DO68%,DO150%であった。昼/夜の気温は25/20℃で、自然光で栽培した。本葉2〜3枚になるまで、同一条件で育て、20℃・1週間の順化期間を経て処理を開始し、2週間後に終了した。品種は4品種を用いた。
酸素濃度に対する幼植物の生長反応を葉数、茎長、地上部・地下部の新鮮重・乾物重により調査した。20℃ではDO100%を基準にして述べると、DO50%において低下し、DO150%においてわずかに低下した。25℃では、DO50%とDO150%における低下ははっきり生じた。30℃では酸素濃度処理の影響は不明瞭となった。
2.粘質土と砂質土で4品種のスイカを栽培したが、果肉硬度には差は認められなかった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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