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アーキアにおける炭酸固定を明らかにする目的で、本年度においては好塩アーキアとしてHalofeluxのRubisCOを、また好熱アーキアとしてAcidianusの新規炭酸固定経路に関して以下の研究を行った。
(A) 好塩アーキアHalofeluxのRubisCOについて 本菌を貧栄養・微好気等の各種培養条件で培養した際のRubisCO活性を測定することにより、本菌におけるRubisCOの存在理由を探ると共に、精製のための菌体調製を容易にした。
(B)HalofeluxからのRubisCOの精製 菌体破砕液からの精製を試みたが、完全精製には至っていない
(C) Acidianusの生育に及ぼすグリオキシル酸添加等の影響 本菌の培養に際して、グリオキシル酸・プロピオン酸・アセチル-CoA等を添加した場合の生育に及ぼす影響を調べた。
(D) グリオキシル酸代謝酵素の検索 本菌の無細胞抽出液中にグリオキシル酸代謝に関与する酵素が存在するか否かを調べたが、今までの所ポジティブな結果は得られていない。
(E) 酵素精製のたもの培養条件の再検討 アセチル-CoAカルボキシラーゼ・プロピオニル-CoAカルボキシラーゼ精製のために、本菌を高濃度培養する必要があるため、培養条件の検討を行った。
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