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1999 年度 研究成果報告書概要

アーキアによる極限環境下の炭酸固定

研究課題

研究課題/領域番号 10460036
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

五十嵐 泰夫  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90114363)

研究分担者 石井 正治  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30193262)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
キーワードアーキア / 炭酸固定
研究概要

アーキアにおける炭酸固定を明らかにする目的で、好塩アーキアとしてHalofeluxのRubisCOを、また好熱アーキアとしてAcidianusの新規炭酸固定経路に関して以下の実験を行った。
(A)まず、好熱アーキアAcidianusの培養条件を検討し菌体を効率良く得られる条件を見いだした後に、Acidianusの炭酸固定経路として3-ヒドロキシプロピオン酸サイクルが機能していることを、以下の実験により明らかにした。ラベル化合物の取り込み実験、酵素活性測定実験、並びに各種酵素阻害剤の影響評価実験により同サイクルが機能していることを明らかにした。さらに、同サイクルの鍵炭酸固定酵素アセチル-CoAカルボキシラーゼ・プロピオニル-CoAカルボキシラーゼについて、アビジンを用いた電気泳動後の検出方法を用いることにより、分子量の推定を行った。また、それぞれの蛋白質の精製を進め、各種クロマト的手法を組み合わせることにより、クロマト的に単一な標品を得た。
(B)好塩アーキアHalofeluxのRubisCOについて、本菌の培養条件を貧栄養・微好気等の各種条件で培養した後、得られた菌体から無細胞抽出液を調製した。得られた抽出液を、陰イオン交換クロマトグラフィー・ゲル濾過カラムクロマトグラフィー等に供することにより、クロマト的に単一なRubisCO標品を得た。さらに、標品を用いて、至適pH・至適温度・熱安定性・pH安定性等の各種蛋白化学的性質を調べた。

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公開日: 2001-10-23  

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