| 研究課題/領域番号 |
10460055
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
食品科学・製品科学
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| 研究機関 | 東北大学 |
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研究代表者 |
藤本 健四郎 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00005620)
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| 研究分担者 |
遠藤 泰志 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (60194049)
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| 研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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| キーワード | エイコサペンタエン酸 / ドコサヘキサエン酸 / トリアシルグリセロール / モノアシルグリセロール / ヒドロペルオキシド / 分子構造 / 揮発性アルデヒド / 吸収 |
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| 研究概要 |
1.エイコサペンタエン酸(EPA)含有各種脂質の構造が自動酸化時のヒドロペルオキシドの組成に与える影響 EPAとパルミチン酸(P)を組み合わせたトリアシルグリセロール(TG)を自動酸化させた結果、モノヒドロペルオキシドの組成はTGの構造の影響を受けなかった。しかし、ジアシルグリセロール(DG)およびモノアシルグリセロール(MG)は、TGより酸化しにくく、また、TGでほとんど生成しなかった5位異性体の比率が順次上昇し、メチルエステルでは約20%に達した。2.高度不飽和脂肪酸含有TGの構造が自動酸化時の揮発性生成物に与える影響 EPAとPからなる各種合成TGを自動酸化させたときの揮発性成分を分析したところ、主成分のアルデヒドは1分子中のEPAのモル数が多くなるほど量、種類とも多くなり、酸化臭の発生しやすさから見ると、高度不飽和脂肪酸の濃縮は好ましくないことが明らかになった。3.ドコサヘキサエン酸(DHA)からなるTG、DGおよびMGの消化、吸収性の比較 化学合成したDHA-TG、DG、MGおよびエチルエステル(EE)を胆汁酸でエマルション化し、胸管リンパにカニュレーションを行ったラットに強制経口投与し、リンパ液への移行を比較した。その結果、移行速度、回収率ともMG>>DG>TG≧EEの順で、MGが有意に優れていた。4.DHAからなるTG、DG、MG、EEのラット脂質代謝への影響 飼料に混ぜて投与したDHAの吸収率には、DHA含有脂質の構造は影響しなかった。DHA投与群は、いずれも血漿コレステロール、TGを低下したが、とくに血漿TGはDHA-TGの投与により、有意に他群より低下した。
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