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1998 年度 実績報告書

山岳林における機械化作業が森林地の水土保全機能に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10460067
研究機関九州大学

研究代表者

中尾 博美  九州大学, 農学部, 助教授 (40038188)

研究分担者 長澤 喬  九州大学, 農学部, 教務員 (40091376)
森田 紘一  九州大学, 農学部, 助手 (10038341)
キーワード機械化間伐作業 / 水土保全機能 / 路網密度 / 生産性 / 雨量 / 流量 / 濁度 / ガリ形成
研究概要

高性能林業機械による間伐作業が作業中及び直後に森林の水土保全機能に及ぼす影響を明らかにするため、下記の調査・観測を行い、一部データを解析中である。
1. 路網密度と機械化間伐作業関連:
(1) 平成8-11年度間伐実施森林103haについて、地形及び路線測量実施。
(2) 伐出作業中、プロセッサとフォワーダ作業について、撮影ビデオの解析による作業時間分析中。
(3) 路網密度-生産性の分析予定。(次年度の架線主体の作業についても同様の調査・解析を計画中)
2. 雨量、流量と濁度関連:
(1) 作業道路(既設7700m、路網密度105m/ha)沿いの切土量(不安定土砂)分布把握と道路横断水系(ガリ、横断排水溝、渓流)の位置と規模の計測。
(2)平成10、11年度間伐実施林分を集水域とする渓流の2地点に、自記式水位・濁度計を設置。両林分の上位部に自記式雨量計を設置。これら観測データの定期的回収。
(3) 上記2地点とその下流合流点及び対象全森林を集水域とする点の計4定点で、流速計測による流量測定。同4地点で、随時流水サンプルを採取、後刻濁度-総浮遊物質量を分析予定。
(4) 作業道起源の土砂流の林内流下・滞留とガリ形成に関連する林床リターの機能究明(貫入試験機による土層強度測定と浸透能計測)。
(5) 道路下方斜面上の逸散土の流下、分級現象。開設後経過年、斜面位置、植生との関係について分析中。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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